特集

営業部長の年末商戦
39人のキーマンが語る「展望と勝算」

ケンウッド

ネットワークも視野に入れた

こだわりのミニコンポを投入

(株)ケンウッド
ホームエレクトロニクス事業部
営業部
部長

堀越正信氏

 前年ダウンを続けているミニコンポだが、年末に向けては、ハイコンポ的な要素を盛り込んだAvinoシリーズの新製品を用意した。高音質で高級感のあるクオリティを訴求するモデルとして、24ビットD/Aコンバーター搭載のSK―7PROと、CDチェンジャー搭載のSK―5MDの2モデルを用意。

 また、盛り上がるシアター需要に関しては、DVD搭載のミニコンポを投入。「注目の集まるシアターについては、オールインワンのシアターセットDVT―6100などを用意していますが、やはり当社ならではの切り口でミニコンポからの提案に力をいれていきたいと考えています」と、堀越氏が言うように、同社独自のV.F.S.バーチャルサラウンドを搭載したNetMD対応のVC―7DVDは、フロントスピーカーのみで本格的なバーチャル空間を実現すると同時に、プログレッシブ表示対応54kHz/10bit映像DAC、192kHz/24bitオーディオDACを搭載するなど、高画質、高音質なAV機能とネットワーク機能を融合させている。加えて、NetMDには対応していないが、プログレッシブ表示に対応するなど高画質、高音質機能はそのままのVC―5DVDも用意している。

 「MDミニコンやMDラジカセなどは台数面でも前年ダウンするなかで、ポータブルオーディオは堅調に推移しています。この市場に対しては、ポータブルMDを3モデル投入。スピーカー搭載クレードルタイプ、ヘッドフォンを2タイプ搭載したモデル、シンプルなモデルの3タイプを用意しています」。また、CD―R/RWの伸びに合わせるようにポータブルCDの需要も伸びてきていて、この需要に対してはMP3/WMA対応のDPC―MP727が発売以来好調に推移している。加えて、CD―R/RW対応といった切り口のDPC―X527は、デザイン面で差別化が図れるモデルとして注目を集めている。

 販促関連では、Avinoの店頭活性化ツールを用意。電飾周りやスイングタックなども用意し、店頭展示に華を沿えっていきたい考えだ。様々な課題も年内には解消する方向が見えてきており、ケンウッドらしい新製品の開発は継続して行われているため、今後もさらに期待していきたいところだ。

キヤノン販売
岩木 肇氏
三洋電機
山口信義氏

 

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