巻頭言

過現未

和田光征
WADA KOHSEI

ファイルウェブ・ドット・コムはスタートして6年目になりますが、9月度のファイルヒット数が7700万を達成し、年内とりあえずの目標としていた月間1億ヒットも達成できそうな状況となってきました。現在、オーディオビジュアルに関心があるほとんどの人達がファイルウェブ・ドット・コムを訪れていると言っても過言ではありません。
「立ち上げるのが早くて良かったですね」とか「流れに上手く乗りましたね」という声を一部から聞きましたが、ウェブの運営は運良く時代の流れに上手く乗ったという簡単なものではなく、まさにしっかりとしたコンセプトを持った、マーケティング戦略に他なりません。
3年後、5年後、10年後の世界をしっかり読み固め、仮説を立てて検証する、その結果として恪。揩大胆に展開するということに他なりません。前述の人達は100年経っても同じことを言っている、衰退移動を典型的に行っている人達であると思います。
私は今起こっていることの全ては過去に打った施策の結果であると、いつも主張してきました。そのことは真理であり永遠です。マイナスの要素を持った施策であればマイナスの結果しかないでしょうし、先見力を持ったプラスの施策を実行していれば自ずとプラスの結果になり、なおかつ日々、プラスの手を打ち続けていますから、確実に成長していく企業になるはずです。最大の不測の事態は天変地異ですが、予測のつかない事態も次々に起こってきます。
「プラスの施策、そんなことは分かっている、それでも上手くいかないものだ」ともよく言われますが、それは本質の認識の強弱によるところが大きいと言えるでしょう。本来、本質の認識において強弱などないとも言えます。本質の認識の強弱ではなくて本質とは何なのかをしっかり捉えているか否かによるのではないでしょうか。根本的な意では人間がいるということではないでしょうか。人間が過去から現在、そして未来、まさに怏゚現未揩ニいう時間の中で存在している。私はそれが本質であると認識しています。そして人間の幸せへの貢献、それこそ企業の存在する基本的本質であり価値である、それは永々と流れ続ける怩「のち揩サのものであると思います。
随分と回りくどく記してきましたが、人間、そしていのちという、その本質の強烈なまでの認識なくして、いい商品も生まれ得ないと思います。ファイルウェブ・ドット・コムの真髄はまさに以上のような本質の認識を基盤として恚ニ界の発展に寄与する揩ニいう本質から昇華したポリシーのもとに運営している大義があるから成長していると認識しています。
今後はメガサイト同士の組み合わせがますます拡がり、深まっていき、強化されると思います。それがウェブの世界であると思っています。
そうであっても人間の幸せへの貢献、そしてコンセプトを持っていなければ成長し得ないわけで、このことをしっかりと踏まえ、道筋の糧としてファイルウェブ・ドット・コム(http://www.Phileweb.com)は頑張っていきたいと思います。

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