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マランツ「11シリーズ」大ヒットの舞台裏(2)ショップ突撃インタビュー:ダイナミックオーディオ5555編

公開日 2013/06/27 12:00 取材・構成/ファイル・ウェブ編集部
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マランツから昨年7月に登場したSACDプレーヤー「SA-11S3」とプリメインアンプ「PM-11S3」、今年2月発売のUSB-DAC/ネットワークプレーヤー「NA-11S1」が驚異的な売上台数を記録しているという。その舞台裏を探る連続企画の第2回では、「11シリーズ」大ヒットの実情について人気販売店のスタッフに直撃インタビューした。

ダイナミックオーディオ5555
上遠野 健 さん


ダイナミックオーディオ5555 上遠野 健さん
ーー マランツ「11シリーズ」が非常に好調と聞いていますが、御店での反響はいかがでしょうか。

はい。SACDプレーヤー/プリメインアンプ/ネットワークプレーヤーいずれも非常に売れ行きがいいですね。


SA-11S3とPM-11S3ですが、「オーケストラが、ボリュームを上げてもうるさくならず気持ちよく聴ける」とおっしゃってセットで購入された方もいらっしゃいましたね。前モデルのS2も完成度が高いモデルでしたが、それがさらに進化した印象です。例えばPM-11S3は低酸素銅のオリジナルスピーカーターミナルを新たに採用するなど細部にわたりブラッシュアップが果たされていますが、ただパーツを替えれば単純に音が良くなるというものではない。もともとの能力が高いからこそ、効果が出るんだと思います。

40〜50万円台というのは、各社いちばんのボリュームゾーン。たとえば500万円の製品と600万円の製品を比べたときに、600万円の製品の方が音が良い…とは単純に言い切れない部分があります。こうなると本当に趣味の世界、好みの世界ですので。でも10万円の製品と50万円の製品では、確実に50万円の製品の方が音が良い。それは、パーツや内部構造のグレードが絶対的に違うからです。40〜50万円台は、技術・品質・性能が充実した高コストパフォーマンスなモデルが集まっている価格帯と言えるでしょう。

もちろん「高い」と思われる方もいらっしゃると思いますが、長く良い音を楽しめると考えれば、価値のあるセレクトだと思います。ことピュアオーディオ製品に関しては、良いものは時間が経っても良いですからね。そしてSA-11S3とPM-11S3は「納得できる音」を聴かせてくれると思います。


ーー NA-11S1がヒットした理由はどんなところにあると思われますか?

NA-11S1は、きちんとした国産メーカーがこだわって作ったネットワークプレーヤー/USB-DACを待ち望んでいた方々にマッチしたのだと思います。マランツはやはり根強い人気と信頼のあるブランドですから。そして、しっかりしたオーディオライクなつくりで、モノとしての魅力もありますし、30万円台という価格も、ネットオーディオをグレードアップしたいと考えている方々のニーズにぴったりだと感じます。音を聴かないうちから「マランツなら間違いないだろう」と予約される方も多かったですね。


私はお客様に製品を勧めるときは何より「音」をポイントにしています。数製品聴き比べて、好みの音のものを選んでいただきたいですね。11シリーズ共通の魅力は、クリアで自然な音場感、そして嫌みでない音の細かさ。組み合わせると、その良さが一層際立ちます。ぜひ実際に音を聴いてみてください。


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