<レポート>LINNのブースでは主役のシアター用AV51シリーズを聴いた
今年の主役、シアター用のAV51シリーズ |
に1台ずつKLIMAXを使った贅沢なセッティングだ。
LINNの音は上質だ。落ち着きと華やかさを併せ持った、まさにヨーロッパの息吹
を感じさせる銘機。しかも、特別に高価なわけではなく現実的な価格。それでいて本
物の気品と風格を備えているのだから、すごい。
本当の意味でのハイCPをかたちにしている、数少ないメーカーのひとつだろう。
AV5140の音には無駄がなく、演奏者が音楽に込めた想いのひとつひとつが大切に再
現されていた。
サブ・ウーファAV5150も銘機だ。やや高価な感じもするが、その実力は価格を超える
素晴らしいもの。しかも防磁型だ。部屋全体にみなぎる自然でダイナミックな重低
音は、映画の迫力とリアリティの再現のみならず、オーディオ再生の充実のためにも
大活躍するに違いない。 (伊藤竜太)