オンキョーが3ウェイ機とセンターの2機種のスピーカーを新発売

公開日 2000/10/23 16:46
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オンキョー Scepter-F1(左)、Scepter-C1(右)
●オンキヨー株式会社は、同社の近年のスピーカー技術を集大成し、「動的S/Nの向上」「伝搬波の反射低減」を追求した、Premium Technologyを随所に採用した3ウェイ・ツインドライブ・スピーカーシステム「Scepter-F1」と、センタースピーカーシステム「Scepter-C1」の2機種を11月21日に発売する。

振動板には、素材固有の共振音が少ないことで定評がある、シルク繊維と熱硬化樹脂によるマトリクス構造のシルクOMFダイヤフラムとアルミ・マグネシウム合金を採用。エッジには、反射が最も少ない形状のSライン・エッジを開発し採用している。またトゥイーターは、アルミマグネシウム合金ドーム・ツィーターを搭載。

磁気回路には、歪みが少なくリニアリティに優れたM.D.C.T(磁気歪低減技術)を採用。非直線歪みや磁気歪み、電流歪みを極限まで低減させている。

ネットワーク回路には、変動しないグランド電位を実現するS.G.L型アイソレートワイヤリング・ネットワークを採用。さらに音域ごとに基板を独立させ、分離レイアウトすることで、電磁誘導による相互干渉をなくしている。また、ネットワーク素子はドイツ・WIMA製フィルムコンデンサーなどの高品位パーツ、内部配線は振動の影響を受けにくい制振布巻きケーブルを採用し、音声信号の純度を確保。

またキャビネットは、音質面で評価の高いMDF(Medium Density Fiberboard)を、チェリーウッド光沢塗装の突き板で仕上げ、形状も、定在波が発生しにくい台形形状とした上で、吸音材を使用しないで定在波を除去する手法を採用。生き生きと伸びやかなサウンドの再現を図っている。

そのほか、極太スピーカーケーブルが直接接続できるバナナプラグ対応金メッキ真鍮削り出しターミナルなど、あらゆるパーツや電気回路に、これまでに同社が開発した技術とノウハウの全てを投入し、忠実な音楽再現性をねらったモデルとなっている。
(季刊・オーディオアクセサリー編集部)

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  • ブランドONKYO
  • 型番Scepter-F1
  • 発売日11月21日
  • 価格\300,000
【SPEC】
●形式:3ウェイ・バスレフ型
●定格インピーダンス:6Ω
●最大入力:200W(EIAJ)
●定格感度レベル:85dB/W/m
●定格周波数範囲:25Hz〜60kHz
●クロスオーバー周波数:600Hz、3kHz
●キャビネット内容積:73L
●使用スピーカー:20cmシルクOMFダイヤフラムウーファー×2
         13cmシルクOMFダイヤフラムスコーカー
         2.5cmアルミマグネシウム合金ドームトゥイーター
●サイズ:260W×1118H×444Dmm (サランネット、突起部含む)
●質量:40.5kg
●備考:EIAJ防磁対応、サランネット脱着可
    バナナプラグ対応金メッキ真鍮ターミナル
    1台ごとに円盤型コルクインシュレーター添付

  • ブランドONKYO
  • 型番Scepter-C1
  • 発売日11月21日
  • 価格\250,000
Scepter-C1
●形式:3ウェイ・バスレフ型
●定格インピーダンス:6Ω
●最大入力:200W(EIAJ)
●定格感度レベル:85dB/W/m
●定格周波数範囲:32Hz〜60kHz
●クロスオーバー周波数:600Hz、3kHz
●キャビネット内容積:38L
●使用スピーカー:20cmシルクOMFダイヤフラムウーファー×2
         13cmシルクOMFダイヤフラムスコーカー
         2.5cmアルミマグネシウム合金ドームトゥィーター
●サイズ:810W×274H×345D mm (サランネット、突起部含む)
●質量:28kg
●備考:EIAJ防磁対応、サランネット脱着可
    バナナプラグ対応金メッキ真鍮ターミナル
    1台ごとに円盤型コルクインシュレーター添付