ケーブルブランド探訪記(オルトフォン編その10)
7.8N-SPK7800(¥19,000/m) |
第10回目は同社の7.8Nスピーカーケーブル「7.8N-SPK7800」をご紹介する。超高純度7NCuと超々高純度8NCuをハイブリッドで使用し、それぞれの素材が持つ特徴を最大限に発揮させながら組み合わせることで、これまでにない音の魅力を実現させたハイグレードモデルだ。
同モデルは線径で3種類、素材で2種類、計5種類の素線を、引き出し方向から撚り方法までコントロールしチューニングしている。全ての帯域にわたって自然そのものの安定感抜群の音質を再現することができる。オルトフォン社が誇る代表的このスピーカーケーブルは、超々々お薦めである。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
【オルトフォンのプロフィール】
オルトフォン(デンマーク)は創立80年を超える、世界で最も古いオーディオメーカーの一つである。同社はトーキー関係の機器開発を行っていた創立当初から、やがて音楽産業の興隆とともに、録音機器にも進出した。特に戦後作られたSPUカートリッジは現在に至るまでマイナーチェンジを続け、ロングセラーモデルとしての不動の地位を保っている。
一方、同社のケーブルは、日本の同和鉱業との共同開発によっていち早く高純度銅への研究を開始し、1993年には世界初の7N銅とそれに続く究極の8N銅の製品化に成功したし、ケーブルメーカーとしての地位を確保した。
最近では、これらの高純度素材を黄金比で絶妙に組み合わせ、4芯クアドラ構造で構成した「リファレンスシリーズ」が話題を呼んでいる。ヘッドシェル・リードからスピーカー、デジタル、ビデオに至るまで、幅広い製品開発によって、高純度素材の魅力を世に広める信頼のブランドである。
【お問い合せ先】
オルトフォンジャパン TEL:03(3818)5243
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