ケーブルブランド探訪記(オルトフォン編その14)
7N・SDL-001(¥10,000/1m) |
第14回目はオルトフォン社の7Nスーパーデジタルリンク「7N・SDL-001」をご紹介する。同モデルはCDトランスポートなどデジタルオーディオソース機器とD/Aコンバーター間の信号伝送経路の高品位化による音質向上を目標に開発された、超高純度素材による75Ω同軸ケーブル(単芯)である。芯線・シールド編組ともに7NCuを使用し、伝送ロスを極小化するとともに、広帯域にわたってインピーダンス特性の変動を最小限に維持できる構造を追及し、特に同軸構造の厳密な保持のため、極めて堅固な作りとなっている。なお、プラグには同社オリジナルの同軸構造・無電解金メッキ処理プラグを採用している。オーディオアクセサリー誌でも特別増刊『ケーブル大全2001』の「デジタル
ケーブル特集」にてご紹介しているので、こちらもご参照いただきい。(季刊・オーディオンアクセサリー編集部)
【オルトフォンのプロフィール】
オルトフォン(デンマーク)は創立80年を超える、世界で最も古いオーディオメーカーの一つである。同社はトーキー関係の機器開発を行っていた創立当初から、やがて音楽産業の興隆とともに、録音機器にも進出した。特に戦後作られたSPUカートリッジは現在に至るまでマイナーチェンジを続け、ロングセラーモデルとしての不動の地位を保っている。
一方、同社のケーブルは、日本の同和鉱業との共同開発によっていち早く高純度銅への研究を開始し、1993年には世界初の7N銅とそれに続く究極の8N銅の製品化に成功したし、ケーブルメーカーとしての地位を確保した。
最近では、これらの高純度素材を黄金比で絶妙に組み合わせ、4芯クアドラ構造で構成した「リファレンスシリーズ」が話題を呼んでいる。ヘッドシェル・リードからスピーカー、デジタル、ビデオに至るまで、幅広い製品開発によって、高純度素材の魅力を世に広める信頼のブランドである。
【お問い合せ先】
オルトフォンジャパン TEL:03(3818)5243
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