ケーブルブランド探訪記(オルトフォン編その15)
7N・XLR-010(¥17,000/1m) |
第15回目は7Nスーパーデジタルケーブル「7N・XLR-010」をご紹介する。同モデルはAES/EBU規格に対応したバランスタイプで、110Ωの超高純度デジタル専用ケーブル。芯線・シールド編組ともに7NCu素線を使用した2芯シールド構造。
また、両端に付く3PのXLR(キャノン)型コネクターには、スイス・ノイトリック社製のプロ用24金メッキの最高級品を使用している。 導体のみならず絶縁体や被覆にも高品位素材を選んで用い、ケーブル構造を厳密に維持しインピーダンス変動を最小限に保つため、極めて強固な作りとなっている。優れた高周波特性と正確な波形伝送性能が音に生きる同社自慢のXLRデジタルケーブルだ。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
【オルトフォンのプロフィール】
オルトフォン(デンマーク)は創立80年を超える、世界で最も古いオーディオメーカーの一つである。同社はトーキー関係の機器開発を行っていた創立当初から、やがて音楽産業の興隆とともに、録音機器にも進出した。特に戦後作られたSPUカートリッジは現在に至るまでマイナーチェンジを続け、ロングセラーモデルとしての不動の地位を保っている。
一方、同社のケーブルは、日本の同和鉱業との共同開発によっていち早く高純度銅への研究を開始し、1993年には世界初の7N銅とそれに続く究極の8N銅の製品化に成功したし、ケーブルメーカーとしての地位を確保した。
最近では、これらの高純度素材を黄金比で絶妙に組み合わせ、4芯クアドラ構造で構成した「リファレンスシリーズ」が話題を呼んでいる。ヘッドシェル・リードからスピーカー、デジタル、ビデオに至るまで、幅広い製品開発によって、高純度素材の魅力を世に広める信頼のブランドである。
【お問い合せ先】
オルトフォンジャパン TEL:03(3818)5243
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