ケーブルブランド探訪記(オルトフォン編その16)
6.7N・SPK500 ¥4,500/m |
同モデルは、超高純度7NCuと6NCuをオルトフォン独自のケーブル構造中にハイブリッド化して用いることにより、音質面での数々の新しい魅力に加え、類のない優れたコストパフォーマンスを実現した、ユニークでかつ超お買い得なスピーカーケーブルである。
0.12mmφ、0.26mmφ、0.5mmφの3種類の素線を用い、それらを組み合わせて撚り上げたマルチコンダクター構造。絶縁体、被覆材、介在などの材質および構成は、すべて7N、7.8Nケーブルと同一で、中身の濃さが際立つモデルとなっているオルトフォン入門者にも自信を持ってお薦めできるので、ぜひお試しいただきたい。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
【オルトフォンのプロフィール】
オルトフォン(デンマーク)は創立80年を超える、世界で最も古いオーディオメーカーの一つである。同社はトーキー関係の機器開発を行っていた創立当初から、やがて音楽産業の興隆とともに、録音機器にも進出した。特に戦後作られたSPUカートリッジは現在に至るまでマイナーチェンジを続け、ロングセラーモデルとしての不動の地位を保っている。
一方、同社のケーブルは、日本の同和鉱業との共同開発によっていち早く高純度銅への研究を開始し、1993年には世界初の7N銅とそれに続く究極の8N銅の製品化に成功したし、ケーブルメーカーとしての地位を確保した。
最近では、これらの高純度素材を黄金比で絶妙に組み合わせ、4芯クアドラ構造で構成した「リファレンスシリーズ」が話題を呼んでいる。ヘッドシェル・リードからスピーカー、デジタル、ビデオに至るまで、幅広い製品開発によって、高純度素材の魅力を世に広める信頼のブランドである。
【お問い合せ先】
オルトフォンジャパン TEL:03(3818)5243
トピック