ケーブルブランド探訪記(オルトフォン編その17)
7N・PSC3.5HG ¥29,000(3.5スケア 2m) |
第17回目は同社の7Nオーディオ・ホスピタルグレード3P付2芯電源ケーブル「7N・PSC3.5HG」をご紹介する。ケーブル部分に3.5立方ミリ×2の7N・PSCを用い、両端にオーディオ・ホスピタルグレードのコネクターを用いた、超高純度2芯電源ケーブル。電源プラグに採用した明工舎ME-2591は、接点部分に高品位な光沢ロジウムメッキを施し、他端のプラグイン・コネクターも接点部分を同じ方法で処理している。被覆は特性ポリエステル樹脂糸を編んだ強靭なジャケット。音の良さとともに長期間の愛用に耐えることのできる信頼性の高い高級な作りの電源ケーブルである。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
【オルトフォンのプロフィール】
オルトフォン(デンマーク)は創立80年を超える、世界で最も古いオーディオメーカーの一つである。同社はトーキー関係の機器開発を行っていた創立当初から、やがて音楽産業の興隆とともに、録音機器にも進出した。特に戦後作られたSPUカートリッジは現在に至るまでマイナーチェンジを続け、ロングセラーモデルとしての不動の地位を保っている。
一方、同社のケーブルは、日本の同和鉱業との共同開発によっていち早く高純度銅への研究を開始し、1993年には世界初の7N銅とそれに続く究極の8N銅の製品化に成功したし、ケーブルメーカーとしての地位を確保した。
最近では、これらの高純度素材を黄金比で絶妙に組み合わせ、4芯クアドラ構造で構成した「リファレンスシリーズ」が話題を呼んでいる。ヘッドシェル・リードからスピーカー、デジタル、ビデオに至るまで、幅広い製品開発によって、高純度素材の魅力を世に広める信頼のブランドである。
【お問い合せ先】
オルトフォンジャパン TEL:03(3818)5243