ケーブルブランド探訪記(TMD編 その4 CLASSIX)
CLASSIX \77,000(1mペア) |
現在では余程の事でもない限りTMDは新素材を使用しなくなったが、この「CLASSIX」にもビンテージ・ワイヤーの数々が使われている。ホット側にはワイヤーメイカーとしてはアメリカで有名なB社の 1950年代中期のフックアップ・ワイヤー(配線材)が使用され。これには絶縁材としてシルクが用いられ高域特性も抜群である。
グランド側には年代不明な程、古い(おそらく1920〜1940?)通信用布巻き線と、1950〜1960 頃と推定されるp社のエナメル皮膜銅線がダブルに用いられている。
これだけでも十分なボトムが得られるが、再現されるステージ(音場)の確実さを更にリアルなする為に中央ユニットに金属質量がチューニングされている。クラシックファンにはぜひともお試しいただきたい。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
●MDブランドのプロフィール
TMD社はアンプやスピーカーなどオーディオ機器の特色を無視してケーブル開発は無意味であるというポリシーのもと、導体素材に複数の異種金属を組み合わせた単線の使用を基本設計としている。ユニークかつユーザーの細かなニーズに対応できるようなケーブル作りを日々実現させている。
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