ケーブルブランド探訪記(TMD編 その14  VINTAGE-GAVITT )

公開日 2002/12/02 10:48
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●TMD編の第14回目は同社の新ラインケーブル「VINTAGE-GAVITT」をご紹介する。このVINTAGE-GAVITT(ビンテージギャビット)は1930〜1940年代の単線と撚り線を混合した新方式を採用。単線は確かにそのものズバリ位相感が正しくストレートな持ち味が身上であるが、同モデルでは「撚り線でしか出ない音」を目指すため、その撚り線を構成する素線そのものの一本(つまり単線状態)の音を良くしてある。
同社の理論によると、良い音の単線の撚りあわせ本数を増やして行くとパワー感は増していくが明瞭度は混濁してくる。しかし、この混濁具合がたまたまストリングスの倍音の再現やホール内の観客のざわめきや物音などの微弱音を立たせる効果があるということである。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)

●TMDブランドのプロフィール
TMD社はアンプやスピーカーなどオーディオ機器の特色を無視してケーブル開発は無意味であるというポリシーのもと、導体素材に複数の異種金属を組み合わせた単線の使用を基本設計としている。ユニークかつユーザーの細かなニーズに対応できるようなケーブル作りを日々実現させている。

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