ケーブルブランド探訪記(AET編 その7 UR DG 110)

公開日 2003/04/02 09:21
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●第7回目は同社のAES/EBUケーブル「UR DG 110」をご紹介する。

 次世代規格に準拠すべく、通常製品の約2倍もの容量を持つ大口径バリクラッドコア(複層構造導体)を採用し、大量の情報の高速伝送を実現させた。このコアは、特殊磁性体、銅、銀の3層構造になっており、最適化された伝送特性が、ハイサンプリング信号でも時間差歪みを起こさず、確実な伝送を引き出してくれる。

 また、バリクラッドコアに対応する絶縁材には、一般的な発泡材より各特性が優れる、焼結PTFE(ポリ テトラ フロロ エチレン)を採用し、高速に迫る高速リアルタイム伝送を実現させた。

 さらに信号伝送に重要な影響を与える電磁波ノイズを遮蔽すべく、10層にも渡るNBシールドを採用し、ノイズ真空状態での伝送を実現。 NBシールドは、放射線すら遮蔽する高機能シールドで、従来考えられないほどの静寂感を生み出すことができる。

 最後にはもちろん同社独自のDCT処理(-196℃のガス、液体両方のクライオジェニック処理)を施している。ぜひともお試しいただきたい。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)

●AET社の概要
AET(Audio Equipment Technologyの略)は1981年にHCP(Highend Cable Products)として設立。80年代後半に発表した、ハイエンドホースシリーズが注目を集め、2001年度より社名をAETと改め、高度な低温処理技術を取り入れたラインナップが人気となった。2002年度にはアモルファス合金を採用したGAIA、URシリーズなどが誕生し、オーディオ分野や映像分野でハイエンドケーブルとして高い評価を得ている。

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  • ブランドAET
  • 型番UR DG 110
  • 発売日大好評発売中!!
  • 価格¥120,000/1m完成品(0.5m延長毎¥30,000)
【SPEC】
●導体:三層クラッドコア(センターコア、銅チューブ、銀チューブ)●絶縁材:焼結PTFE
●シールド:TAカッパースパイラル、4層NBシールド+4層NBシールド、マグネシウム配合シース、計10層
●端末:カスタムDCTXLR、ハードゴールド