ケーブルブランド探訪記(GOERTZ編その3「Tourmaline」)

公開日 2003/09/17 09:02
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「T-R」 (左)、「T-X」 (右)
●第3回目は同社のOFC銅シリーズの上位モデル「Tourmaline」(トルマリン)をご紹介する。同モデルはゴーツ氏の、本物の音へのこだわりが生み出した、18AWGのフラットケーブルである。ノイズは複雑に変位し、アンプのフィードバックループ(NF)に入りさらにノイズを増幅し音質に悪影響を与えるが、この「Tourmaline」はゴーツ・シールドレス構造の低インダクタンスケーブルとして、音に与える影響を最も小さくなるよう作られているのが特徴的である。スケール感・繊細なディテール感・写実的再現性に優れた同モデルをぜひともお試しいただきたい。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)

●RCAオーディオケーブル
「T-R」
コネクター:ゴールドRCA
1.0mペア\20,000
1.5mペア\25,600

●XLRオーディオケーブル
「T-X」
コネクター:ゴールドXLR
1.0mペア \26,300
1.5mペア \32,700

●GOERZ(ゴーツ)社のプロフィール
GOERTZは、米国コネチカット州のブリッジポートに本拠地を置くAlpha-Core社のケーブルブランドである。同社のケーブルの最大の特徴はデンマークの電子工学とオーディオエンジニア「OLE GOERTZ」氏によって発明されたフラット/ツイスト構造のケーブルにある。世界20カ国で特許を取得し、その低インピーダンスで、低ひずみ、歪みの無い伝送はフラット/ツイスト構造により実現されている。
ひずみ度はケーブルに沿ってその抵抗・インダクタンス、そして容量に依存する。また、抵抗は長さと導体クロスセッションに依存する。フラットケーブルの利点は低い抵抗を生み、結果として強力な低音エネルギーを伝えることにある。低いインダクタンスと合間って長く伸ばした場合でも、他のハイエンドケーブルと比べ圧倒的に有利な条件となるのである。結果として、GOERTZのケーブルはダイナミック、ワイドレンジ、極限の低DCR、強力な低音と中音、明快な高音を引き出すなど高いパフォーマンスを発揮する。

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