ビクター、天然の「木」を振動板に採用したスピーカーを商品化
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スピーカー振動板は、天然木製だ |
木製振動板のスピーカーへの採用は、かねてから同社が開発研究を重ね、20年ほど前からその音質の良さに注目。しかし加工の難しさと経年変化、形状の変形に対する克服が最大の課題だった。3月に発表された技術でビクターはこれを克服、今回の製品への初採用となった。特許の申請件数は9件に登る。
今回の製品は「木」という、楽器でも多く採用される音の優れた素材ということから、価値ある音の逸品としての製品化が目指された。設計に際して、ビクターエンタテインメント(株)ビクタースタジオのレコーディングエンジニアとのコラボレーションによって音質の詰めが行われ、『ソフトの感動を伝えるもの作り』をテーマに、音に対する、ソフト製作側とハードの製作側で考え方の連携が図られての製品化となっている。
採用されたスピーカーは、8cmフルレンジ。落ち着いた色調のコンパクトな木製キャビネットに収められ、サイズを超えたベースやキックを表現。音場の分離感にも優れ、特にピアニッシモの表現が美しい。高品位オーディオソースとCDソースの違いを明確に表現してみせた。
なお、DVDプレーヤー/アンプ部でも厳選パーツや回路配置の徹底化を行い、アンプ部は独自のデジタルアンプ「DEUS」を搭載。コンパクトながら、高品位な音源の魅力、音の違いをそのまま伝える内容となっている。また、この「木の振動板」を採用したスピーカーは、来春には単品のシステムとして、2ウェイのスピーカーとトールボーイのスピーカーが発売予定となっている。こちらにも今から大いに期待したい。
(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
●製品の問い合わせ先
日本ビクター(株)お客様ご相談センター
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