ケーブルブランド探訪記(ACROLINK編 その7「6N-A2050U」)

公開日 2003/11/25 08:49
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「6N-A2050U」(¥11,000・1mペア)
●第7回目は同社のRCAオーディオケーブル「6N-A2050U」をご紹介する。同モデルはハイクオリティオーディオへのエントリーケーブルとして圧倒的な支持を得てきた「6N-A2050」が、導体からシース、プラグに至るまで大きな進化をなし遂げでたオーディオケーブルである。核となる導体にはさらに進化した伝統の6N 99.99997%Cuを採用し、撚り線加工時にも配線時の曲げにも結晶状態を損なわない独自のストレスフリー処理(撚り線後の特殊焼鈍)を施し、純度と結晶状態を維持している。
シース素材にはカット&トライの結果として、現在入手しうる最高の素材である高分子ポリオレフィン系の新素材を採用し、優れた低誘導率特性を誇っている。
また、プラグに関しても、通常は高額モデルでしか使用できない三宝伸銅製特許素材エコブラスを高精度な削り出し加工で仕上げ、さらに肉厚の24金メッキ処理をしている。エコブラスは鉛を含む黄銅に比べ、シリコン入りの黄銅合金なので、ほとんど鳴きが無く、速い振動減衰によってクリアな音質と高いS/N比を実現してくれる。ぜひともお試しいただきたい。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)


●アクロリンクのプロフィール
アクロリンクケーブルの大きな特徴は導体に6NCuを採用している点にある。銅生産の大手である日本工業(株)(現・日鉱マテリアルズ社)が1985年に研究開発に着手し、1987年に量産化に成功。1989年にはアクロテックの処女作として「6N-1010」を発売し、全世界で生産終了までに30万km以上の販売実績を誇った。なお、同モデルはアクロリンク「6N-A1010U」として引き継がれている。
このアクロリンクブランドでも、独自のストレスフリー6N銅導体を継承しつつ、シースや絶縁体には高分子ポリオレフィン系の新素材を採用した。この新素材の特製は誘電率が低くいため静電容量が極めて少ない。さらに、この素材は結晶構造を持つ数少ない新素材であるために、成分によって振動をコントロールすることができるというメリットを持つ優れた素材である。
また、プラグも素材に黄銅合金エゴプラスを採用することで一新された。同素材は三宝伸銅工業(株)が世界に先駆けて開発した鉛を含まず切削性・鍛造性・耐食性・強度のすべてに優れた理想的な特許素材である。
 このようにして生まれ変わったアクロリンクのラインナップはさらに、ストレスフリー7N銅を採用した新シリーズ「MEXCELシリーズ」を誕生させることとなる。

●製品のお問い合わせ先:
株式会社アクロジャパン
TEL:03(5369)2474

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  • ブランドACROLINK
  • 型番6N-A2050U
  • 発売日大好評発売中!!
  • 価格¥11,000(1mペア)
【SPEC】
●導体:
ホット側→6NCu/0.18mm×34本
シールド側→0.12mm×78本(4N5Cu)スパイラル
●導体抵抗:19mオーム/m
●静電容量:90pF/m