ケーブルブランド探訪記(DiMARZIO編その2「HighDefinitionInterconnect」)
「HighDefinitionInterconnect」 |
同モデルは16AWGのOFHCを導体に採用し、テフロン絶縁とアルミフォイールシールドを施したインターコネクトケーブルである。
RCA端子に関しては同社独自の超音波接合ではなく、銀ハンダ接合のタイプとなっている。長さが4種類あり、+¥2,000でXLR仕様も可能なので、用途に合わせてお選びいただきたい。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
●DiMARZIOのプロフィール
エレクトリックギターやベースのピックアップを手掛ける米国の老舗ブランドDiMARZIO(ディマジオ)は音にこだわったギター関連のケーブルも多くを手掛け、高い信頼性と品質で人気を博しているが、創始者であるラリー・ディマジオ氏がオーディオマニアであることから、オーディオ用のハイエンドケーブルも手掛けることとなった。
「高機能で低価格」を目指して開発されたこれらのケーブルは、米国のオーディオファンばかりでなく、日本でも『オーディオアクセサリー』誌でも高い評価を得て、人気急上昇となっている。
ディマジオケーブルはテフロン絶縁による2芯シールド構造で、その中に繊維質の芯にPVCを被せたダミー線を取り入れるなど精密な設計が施されている。しかし、同社のケーブルの最大の特徴は導体と端子を超音波で接合している点にある。これはワイヤーと端子の接合部分を加圧しながら超音波振動を与えることによって接合面の酸化皮膜を破壊させ、活性化した金属原子が互いに接合するという手法である。この製法によって、広いレンジでの再現性が向上し、原音再生を実現させた。ラインナップに関してはインターコネクトケーブルとスピーカーケーブルを中心に、いくつかのグレードが用意され、ビデオケーブルも新たに加わっている。
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