ケーブルブランド探訪記(OYAIDE編その2「Silver Line」)
「Silver Line」 ¥45,000(1mペア) |
従来より人気の高い銀線素材にはひとつの欠点があった。機械強度があまりないため、曲げに弱く、断線や金属疲労による音質の変化など安定した音を出すのが難しいとされてきた。しかし、この「Silver Line」は特殊アニーリング加工(イオン化活性剤混入)を施すことにより、銅と同等の強度を持ち合わせることができるようになった。
導体はさらに誘電率の低いテフロン(FEP)でコーティングすることにより、歪の少ない極めてハイスピードで、広帯域の音を再現することができるという。ぜひともお試しいただきたい。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
●ブランドプロフィール
オヤイデ電気は東京秋葉原に店舗を構える老舗電気店である。創業は昭和27年、モータトランス用マグネットワイヤーと絶縁材料の販売を開始することから始まった。オーディオ用の製品を販売するようになったのは今から約二十数年前、江川三郎氏の享受により日本初のオーディオ用電源タップ「OCB-1」を発売したことからである。ケーブルに関しても産業帯主体で販売していたが、オーディオ再生においても重要な役割を発揮することから取り扱いを開始。以後はお客様との直接の対話から数多くのヒット商品を生み出し続け、高性能で誰もが楽しめるオーディオアクセサリーをお求め安い価格で提供している。
ラインナップはインターコネクトケーブルからスピーカーケーブル、デジタルケーブル、電源ケーブル、内部配線材まであらゆるジャンルが取り揃えられ、ケーブル単体やプラグ単体での販売も行っているので、自作ファンにも人気の高いブランドである。
関連リンク
トピック