アナログカートリッジ・データファイル(NAGAOKA編「Tonar banana」)
Tonar banana |
NAGAOKAの「Tonar banana」は、
ナガオカのオリジナルカートリッジではなく、ナガオカが取り扱う輸入モデルである。外観からも分かるように、ortofonのConcordeをオリジナルベースとして作られた、Tonarによるカラーバリエーションタイプ。シェル一体型の独特のボディデザインを生かして、バナナイエローカラーを採用したのが最大の特徴となっている。DJユースに人気を博しているモデル。
●NAGAOKA(ナガオカ)ブランドは、さまざまなメーカーの厖大な数のカートリッジに対応した、豊富なラインナップによる交換針とレコード周辺アクセサリーのメーカーとして、幅広い音楽ファンに知られてきた。交換針ブランドとしては高精度楕円針もラインナップさせるなど、他のブランドとは品質の点でも優れた信頼性を誇っている。
アナログの最盛期には、画期的なリボン型のカートリッジと専用アンプも開発販売するなど、高度な技術力を備えたアナログブランドである。CDの時代に入ってからは、一時はブランド消滅の危機もあったが、アナログレコードを愛する社員たちの努力もあって会社組織を新規に立ち上げ、現在までその販売を継続し続けている。
メーカー純正の交換針がすでに手に入らない、「死蔵しているカートリッジ」の交換針の入手については、ナガオカブランドで生産されているモデルもまだ多くあり、下記のオフィシャルサイトより検索、もしくは問い合わせをしてみることをお薦めしたい。
(季刊・analog編集部)
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