2004年度グッドデザイン大賞はNHK教育テレビに決定!
(左)大賞受賞で喜びを語る、番組チーフプロデューサーの坂上浩子さん(左端)と松本勇一さん(真ん中)/(右)グッドデザイン大賞を受賞した『ドレミノテレビ』(上)と『にほんごであそぼ』(下) |
●『ドレミノテレビ』
放送:〔教育テレビ〕毎週水曜・午前9:00〜9:15
・『ドレミノテレビ』は、小学校低学年向け音楽教育番組。子どもたちに音楽の本質であるコミュニケーションの楽しさ、自己表現力・自己解放の喜びを感じてもらうことを狙いとしている。歌のお姉さんである歌手UAの圧倒的な歌唱力と斬新な楽曲アレンジによって現代に甦る「うみ」「森のくまさん」などの懐かしい童謡・唱歌を楽しみながら、ワークショップ形式の音楽遊びを通して音楽の基礎的要素を体感的に学べる全20回のプログラム。
●『にほんごであそぼ』
放送:〔教育テレビ〕毎週月〜金曜・午前8:00〜8:10(再放送・午後5:40〜5:50)
・『にほんごであそぼ』は、就学前の子どもと親に向けた言語バラエティ番組。現代の親子の会話から失われつつある伝統的な日本語に遊びながら慣れ親しみ、豊かな言語感覚を身につけてもらうことを狙いとしている。狂言や講談、落語など古典芸能の手法を取り入れ、子どもたちが「美しい日本語」に興味を持てるよう、親しみやすく、斬新な演出で見せる「言語バラエティ」。
上記二つの番組はともに2003年4月にスタートしている。
「子どもに上質のテレビ番組を届けるために、各界の最先端を行く専門家たちが全力で映像と音作りに挑戦している番組」を共通の目的としている。
(同番組のデザイナーからのアピールコメントより抜粋)
テレビ番組がグッドデザイン大賞を受賞したのは初めてのことであり、同賞審査委員長の喜多俊之氏は「形のないものが大賞を受賞したのは初のことであり、新たな“デザイン”の幕開けともいえる」と評した。
(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
◆グッドデザイン賞
・「グッドデザイン賞(Gマーク)」は、1957年に通商産業省によって創設された「グッドデザイン商品選定制度」を継承し、1998年から(財)日本産業デザイン振興会の主催で行なえれている、総合的なデザイン評価・推奨制度・産業がデザインの力を通じて生み出す成果について、社会的・文化的な価値の見地から評価を加え、その優れたものの顕彰を行なっている。
◆グッドデザイン大賞
・グッドデザイン大賞は、その年の全受賞大賞の中から1点だけ選ばれる最高賞。大賞はデザインが優れているというだけでなく、今日のデザインや将来に向けての展望を、広く社会へ向けて語る「顔」としての役割も担っている。
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