PCオーディオも視野に入れた新製品登場
TAD、USB-DAC機能搭載プリアンプ「TAD-C2000」や対称性にこだわったパワーアンプ「TAD-M4300」など発売
(株)テクニカル オーディオ デバイセズ ラボラトリーズは、プリアンプ「TAD-C2000」、パワーアンプ「TAD-M4300」「TAD-M2500」の3機種を2010年11月中旬以降順次発売する。新製品3機種は「Cross Evolution」を意味する“XEシリーズ”という名称が与えられている。
同社はこれまでリファレンススピーカー「TAD Reference One」、モノパワーアンプ「TAD-M600」、CD/SACDプレーヤー「TAD-D600」などの製品を世に送り出してきた。今回の新製品群の追加により、ディスクプレーヤーからスピーカーまでフルラインナップが揃うこととなった。
新製品の詳細は下記の通り。
プリアンプ
■TAD-C2000 2011年1月中旬発売 1,995,000円(税込)
入力から出力まで正負のフルバランス増幅方式を採用したプリアンプ。配線の長さを左右同一にするほか、L/Rのオーディオ回路には同じ基板ユニットを左右に配置し、入力から出力までが完全に同一となるように構成しているという。
TADのデザインコンセプトであるシルバーとブラックのデュアルトーン筐体はアルミブロック削り出しで、外部振動に強く電気的にも安定したアース電位を得られるという。下部ケースとインシュレーター(ねずみ鋳鉄素材製)は3点の点接触構造で、下からの振動を吸収。さらに本体自体を3点のインシュレーターで支えることで、物理的な安定性を高めている。
D/AコンバーターにはバーブラウンのPCM1794Aを採用し、192kHz/24bitまでに対応。これを左右独立配置して並列型バランス回路を構成している。また、マスタークロックはTAD-D600で開発したC/Nマスタークロック「UPCG」を搭載。サンプリングレートコンバーターでリクロックを行うことで、正確な信号再生を実現する。
デジタル入力としてRCA、XLRに加えUSB 2.0端子を備えたのも大きな特徴だ。こちらはUSB Audio Interface1.0規格に対応し、本機にPCを接続するだけでデジタル音源を再生できる。対応OSはWindows XP SP3以降、Mac OS 10.5以降で、USB入力は96kHz/24bitまでに対応する。
USB入力からの音楽伝送方式には、PCのクロックジッターを除去したアシンクロナス転送方式を採用。さらに独自開発のUSB転送エンジン搭載により、送られてくる音楽データの転送制御を行うことで高音質化を実現したという。
ボリューム回路部には、新開発の抵抗ラダー型ボリュームを採用。電気的なスイッチコントロールを行うことで、低歪率と高精度ボリューム制御を実現しているという。ファンクション切り替え操作部とボリューム操作部の軸受け部には、新開発の高精密ボールベアリングを採用。ガタつきを抑えた高精度な操作が可能だ。
また基板には70μ銅箔厚プリント基板を採用し、基板配線における損失を低減。さらに、専用の高出力トロイダル電源トランスをアナログ部とデジタル部に配置。電源の一次回路でアナログ部とデジタル部を分離する構成にすることで、低雑音と高出力を両立したという。
4chパワーアンプ
■TAD-M4300 2010年11月中旬 1,995,000円(税込)
2chパワーアンプ
■TAD-M2500 2010年11月中旬 1,680,000円(税込)
どちらもTADのデザインコンセプトであるシルバーとブラックのデュアルトーン筐体を採用。アルミブロック削り出しで、外部振動に強く電気的にも安定したアース電位を得られるという。本体自体を3点のインシュレーターで支えることで物理的な安定性を高めたほか、インシュレーターにはねずみ鋳鉄素材を使用し音質を高めている。また、可視範囲にはネジを配置しないなど、外観の美しさにもこだわっている。
回路だけでなく、構造面などあらゆるところで「対称性」にこだわったのが特徴。まず増幅回路には、入力端子から出力端子まで完全に独立した2台のアンプをバランス接続したBTL方式を採用。電源回路では、正負電源の対称性はもちろん、全ての電源回路をL/R独立設計とした。また構造面では、電源トランスの配置や基板のパターン構成を左右対称としただけでなく、配線の長さまで左右同一にしている。
リード線を排除したパワーMOS FETを採用したクラスD出力段は、電力利用率90%以上を確保。電力利用効率が良く発熱が少ないため、特別な放熱器を設ける必要が無いという。出力はM4300が300W/4Ω×4ch、M2500が500W/4Ω×2ch。
電源は1kVAクラスのトロイダル型トランスを使用したアナログ電源。トランス内部の一次コイルと二次コイルの強い結合により、エネルギー変換ロスを低減している。整流回路には、専用に開発した大容量33,000μFの電解コンデンサーと高速ショットキーバリアダイオードを採用し、立ち上がりが速く力強い音を再生するとのことだ。
なお、新製品3機種を山之内 正氏が早速試聴。TAD Reference OneやTAD-D600、PCと組み合わせてディスクメディアやハイレゾ音源の音質をチェックしたレビューが、10月25日発売の弊社刊行誌「Net Audio」に掲載されている。こちらにもご注目を。
【問い合わせ先】
パイオニア
カスタマーサポートセンター(TAD相談窓口)
TEL/0120-995-823
同社はこれまでリファレンススピーカー「TAD Reference One」、モノパワーアンプ「TAD-M600」、CD/SACDプレーヤー「TAD-D600」などの製品を世に送り出してきた。今回の新製品群の追加により、ディスクプレーヤーからスピーカーまでフルラインナップが揃うこととなった。
新製品の詳細は下記の通り。
プリアンプ
■TAD-C2000 2011年1月中旬発売 1,995,000円(税込)
入力から出力まで正負のフルバランス増幅方式を採用したプリアンプ。配線の長さを左右同一にするほか、L/Rのオーディオ回路には同じ基板ユニットを左右に配置し、入力から出力までが完全に同一となるように構成しているという。
TADのデザインコンセプトであるシルバーとブラックのデュアルトーン筐体はアルミブロック削り出しで、外部振動に強く電気的にも安定したアース電位を得られるという。下部ケースとインシュレーター(ねずみ鋳鉄素材製)は3点の点接触構造で、下からの振動を吸収。さらに本体自体を3点のインシュレーターで支えることで、物理的な安定性を高めている。
D/AコンバーターにはバーブラウンのPCM1794Aを採用し、192kHz/24bitまでに対応。これを左右独立配置して並列型バランス回路を構成している。また、マスタークロックはTAD-D600で開発したC/Nマスタークロック「UPCG」を搭載。サンプリングレートコンバーターでリクロックを行うことで、正確な信号再生を実現する。
デジタル入力としてRCA、XLRに加えUSB 2.0端子を備えたのも大きな特徴だ。こちらはUSB Audio Interface1.0規格に対応し、本機にPCを接続するだけでデジタル音源を再生できる。対応OSはWindows XP SP3以降、Mac OS 10.5以降で、USB入力は96kHz/24bitまでに対応する。
USB入力からの音楽伝送方式には、PCのクロックジッターを除去したアシンクロナス転送方式を採用。さらに独自開発のUSB転送エンジン搭載により、送られてくる音楽データの転送制御を行うことで高音質化を実現したという。
ボリューム回路部には、新開発の抵抗ラダー型ボリュームを採用。電気的なスイッチコントロールを行うことで、低歪率と高精度ボリューム制御を実現しているという。ファンクション切り替え操作部とボリューム操作部の軸受け部には、新開発の高精密ボールベアリングを採用。ガタつきを抑えた高精度な操作が可能だ。
また基板には70μ銅箔厚プリント基板を採用し、基板配線における損失を低減。さらに、専用の高出力トロイダル電源トランスをアナログ部とデジタル部に配置。電源の一次回路でアナログ部とデジタル部を分離する構成にすることで、低雑音と高出力を両立したという。
4chパワーアンプ
■TAD-M4300 2010年11月中旬 1,995,000円(税込)
2chパワーアンプ
■TAD-M2500 2010年11月中旬 1,680,000円(税込)
どちらもTADのデザインコンセプトであるシルバーとブラックのデュアルトーン筐体を採用。アルミブロック削り出しで、外部振動に強く電気的にも安定したアース電位を得られるという。本体自体を3点のインシュレーターで支えることで物理的な安定性を高めたほか、インシュレーターにはねずみ鋳鉄素材を使用し音質を高めている。また、可視範囲にはネジを配置しないなど、外観の美しさにもこだわっている。
回路だけでなく、構造面などあらゆるところで「対称性」にこだわったのが特徴。まず増幅回路には、入力端子から出力端子まで完全に独立した2台のアンプをバランス接続したBTL方式を採用。電源回路では、正負電源の対称性はもちろん、全ての電源回路をL/R独立設計とした。また構造面では、電源トランスの配置や基板のパターン構成を左右対称としただけでなく、配線の長さまで左右同一にしている。
リード線を排除したパワーMOS FETを採用したクラスD出力段は、電力利用率90%以上を確保。電力利用効率が良く発熱が少ないため、特別な放熱器を設ける必要が無いという。出力はM4300が300W/4Ω×4ch、M2500が500W/4Ω×2ch。
電源は1kVAクラスのトロイダル型トランスを使用したアナログ電源。トランス内部の一次コイルと二次コイルの強い結合により、エネルギー変換ロスを低減している。整流回路には、専用に開発した大容量33,000μFの電解コンデンサーと高速ショットキーバリアダイオードを採用し、立ち上がりが速く力強い音を再生するとのことだ。
なお、新製品3機種を山之内 正氏が早速試聴。TAD Reference OneやTAD-D600、PCと組み合わせてディスクメディアやハイレゾ音源の音質をチェックしたレビューが、10月25日発売の弊社刊行誌「Net Audio」に掲載されている。こちらにもご注目を。
【問い合わせ先】
パイオニア
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TEL/0120-995-823