三菱電線工業開発の「D.U.C.C 7N Cu」を主要導体に使用

エソテリック、三菱電線の“MEXCEL”技術搭載パワーケーブル「7N-PC9500 MEXCEL」

公開日 2013/05/17 18:09 ファイル・ウェブ編集部
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エソテリック(株)は、パワーケーブル「7N-PC9500 MEXCEL」を5月25日に発売する。価格は378,000円(税込・1.5m)。0.5mごとに98,700円(税込)で延長生産に対応している。

7N-PC9500 MEXCEL

三菱電線工業の技術「MEXCEL」を投入したモデル。これは、MEDIAS電着絶縁法による導体素材技術で、独自の電着によるマグネットワイヤ製造方法により、どんな形状であっても均一な絶縁を実現するというもの。素線1本1本の表面を絶縁処理することで、導体面積を最大化させ、表皮効果による高周波数特性の減衰を極小化。これにより、広帯域特性とパワフルなエネルギー伝送特性を確保したという。

なお導体には、三菱電線工業が開発した「D.U.C.C 7N Cu」を主要導体に使用した「D.U.C.C Stressfree 7NCu MEXCEL」を採用。D.U.C.C 7N Cuは、半導体用途と同様の母材生産プロセスによって管理された99.99999%の純度を持つ導体で、金属不純物のトータル含有量は0.1ppm以下。常温で自己アニールして健全な状態を確保するアクロリンク開発のストレスフリー加工により、優れた伝送特性を確保している。

ホット側・コールド側の導体は、均一に絶縁した0.32φの「D.U.C.C Stressfree 7NCu MEXCEL」を50本撚り上げて芯線を構成し、0.32φのスーパーアニール4.5NCuアース線を加えた3芯構造としている。

導体の絶縁体は高級素材ポリレオフィン樹脂で被覆し、内部シースにはポリレオフィン樹脂にタングステン粉体とアモルフィス粉体、カーボンを練り込んだハイブリッド高分子ポリレオフィン素材を採用している。半導電性カーボンテープとUEW被膜編組導線による二重のシールド層を設けてノイズ対策を強化しているほか、耐UVポリウレタンで外被覆を構成し、経年変化を低減した。

さらに高音質を追求し、パワープラグとIECコネクタにもリファインを加えている。接点部にはベリリウム銅を採用。プラグのプレード外形は厚さ1.0mm・幅6.0mmの接触面積を確保し、熱処理によって剛性を高め、耐荷重8kgとしている。パワープラグの接触部分には2度のパフ仕上げと銅+ロジウムの2層メッキ処理を施している。

本体部分には、特殊樹脂をNC旋盤で削り出し振動を分散・吸収するスリット入りのボディと、新規設計の削り出し重量級アルミリング、カーボンケブラーコンポジットスリーブなどにより、不要振動を極力排除する構成としている。

【問い合わせ先】
エソテリック AVお客様相談室
TEL/0570-000-701
TEL/042-356-9235

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  • ジャンル電源ケーブル
  • ブランドESOTERIC
  • 型番7N-PC9500 MEXCEL
  • 発売日2013年5月25日
  • 価格¥378,000(税込・1.5m)
【SPEC】 ●導体:D.U.C.C Stressfree 7NCu MEXCEL×2、4.5NCu×1