制振効果を高めた“弐型塗装”採用

音茶楽、外耳道の長さにあわせて選べるイヤホン「Flat4 玄弐型/緋弐型」

公開日 2014/04/28 12:29 ファイル・ウェブ編集部
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音茶楽(株)は、位相補正チューブの制振塗装としてより制振効果が高いという“弐型塗装”を施し、ユーザー自身の外耳道の長さに合わせて2タイプを用意したカナル型イヤホン「Flat4-玄弐型(KURO Type II)」「Flat4-緋弐型(AKA Type II)」を6月上旬より発売する。価格はオープンだが直販サイトでは45,360円(税込)で販売する。なお、5月10日に開催される「春のヘッドホン祭2014」同社ブースにて試聴展示および少量先行販売を実施する予定。

Flat4-玄弐型

Flat4-緋弐型

制振処理構造を強化し可聴周波数帯域の響きをコントロールしたカナル型イヤホン「Flat4」の新バリエーションで、制振に関する特許技術「ツイン・イコライズド・エレメント方式」で用いる「位相補正チューブ」の長さが異なる2モデルをラインナップ。「玄弐型」が長さ28mmの位相補正チューブを採用した標準モデルで、「緋弐型」は外耳道が長いユーザー用に30mmの位相補正チューブを採用している。

両モデルで色の異なっている部分が位相補正チューブ

同社では、外耳道の長さには個人差があり、ヘッドフォン祭等での百数十名の試聴アンケートの結果、従来の同社想定よりも外耳道が長めのユーザーが多いことが分かったため、今回のモデルを開発した説明。外耳道の長さと位相補正チューブの長を合わせるとより良い音質が得られるとしている。

「ツイン・イコライズド・エレメント方式」は、銅メッキプレート&ヨークとダイナミックドライバーなどのエレメントを内部に水平対向配置し、振動系が動くことで発生する反作用による機械振動をキャンセルする。カナル型ヘッドホンを装着し外耳道を塞ぐと外耳道の長さで共振し音圧が上昇し強烈なピークが発生するが、このピークを排除する機構がツイン・イコライズド・エレメント方式の位相補正チューブだという。

そして、位相補正チューブの長さが異なる2タイプを用意することに加えて、チューブの制振塗装として、より制振効果が高いという“弐型塗装”も採用。さらに、高域特性の向上に合わせて100Hz以下の重低音域も強化したという。

位相補正チューブの長さ以外のスペックは共通で、周波数特性が3.5~35kHz、出力音圧レベルは104dBSPL/mW、最大入力が400mW、インピーダンスが18Ω。コード長は1.2mで、コンプライイヤーチップ「T-200」やL型プラグなどが付属する。

【問い合わせ先】
音茶楽
TEL/03-3428-5557

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