17日より19日までの3日間、東京・お台場にて開催
ハイエンドショウ トウキョウ2014レポート - DYNAUDIOのDAC内蔵スピーカーやTRIODE20周年モデルなど新製品多数
本日17日より19日までの3日間、東京・お台場の青梅フロンティアビルを会場に「ハイエンドショウ トウキョウ 2014 Autumn & Winter」が開催されている。本記事では、オーディオメーカーや輸入商社が多数参加したイベントの模様をレポートする。
■<C Room>DYNAUDIO JAPAN、ヨシノトレーディングほか
DYNAUDIO JAPANは予告通り(関連ニュース)、192kHz/24bit対応のデジタル入力に対応したディナウディオのアクティブスピーカー「FOCUS 200XD」を出展した。価格は70万円程度になる見込みだという。
ユニット構成は28mmのEsotec+トゥイーターと17W75のEsotec+ ミッド/ウーファー。アンプ部には150Wのデジタルアンプモジュールを備える。入力はRCAアナログ端子に加えて、192kHz/24bit対応の同軸デジタル端子を搭載する。日本での発売は2015年春〜夏になる見込みで、今後仕様の変更もあり得るとのことだ。
ATOLLからはA4サイズのパワーアンプ「MA100」が登場。すでに発売されているUSB-DAC内蔵ヘッドホンアンプ/プリアンプ「HD100」と組み合わせてデモが行われていた。本国フランスと同時に、日本でも11月末頃に発売予定だという。
ヨシノトレーディングは同社が取り扱うアナログプレーヤーを中心に出展を行い、clearaudio「Master Innovation」やNottingham Analogue Studio「Deco」のデモを実施。アンプにはEARの真空管アンプ「EAR912」などを用いていた。(株)インテクは、COEUR d'ALENE(コアダレン)の真空管アンプを用意し、試聴デモを行っていた。
■<D ROOM>トライオード、逸品館
トライオードと逸品館が出展したD ROOMでは、TRIODEの真空管アンプはもちろん、TADやPMC、VIENNA ACOUSTICS、FOCALなどのハイエンドスピーカー、TAD、マランツなどのアンプを用意。大規模な試聴デモンストレーションを実施していた。
TRIODEの真空管アンプで注目なのは、同社設立20周年を記念したプリメインアンプ「VP-20 Anniversary」だ。価格は200,000円(税抜)で、120台の限定販売となる。真空管は2A3を4本、6SN7を4本使用。AB級プッシュプル回路の採用で10W×2の出力を実現している。強力な電源回路や大型出力トランスを装備したことも特徴だ。
試聴デモでは、フラグシップとなるモノラル・パワーアンプ「TRX-M845」を用いたシステムや、プリアンプ「TRX-2」とパワーアンプ「TRX-P3M」の組み合わせが披露されていた。
逸品館は、前述のハイエンドスピーカー群を用いたデモに加えて、「TAD Rference ONE」と「TAD-CR1MK2」を用いてのSACDやDVD-Audioのマルチチャンネル再生、同社の手がけるAIRBOW製品の試聴なども行っていた。
■<E ROOM>サエクコマース、ポーカロ・ライン、カジハララボ、ほか
E ROOMでは、音楽プロジェクト「フォース」を構成する各社が出展。「昭和歌謡を最新カートリッジで聴く」や「永遠の女性ボーカル特集」など音楽ソフトを主語においた試聴イベントを多数実施。多くの来場者を集めていた。
サエクコマースは、新導体PC-Triple Cを採用した電源ケーブルやラインケーブルを中心に出展。また、同社が取り扱うDYNAMIC MOTIONのイヤホンも展示していた。
同社ブースにはPiccolo S.p.Aというブランドのコンパクトなデスクトップスピーカーが展示されていた。本機はバックロード・ホーン方式を採用したパッシブスピーカーで、筐体には切削アルミを採用。バックロード・ホーンがアクリル板越しに見えるユニークなデザインをとる。異なる2基のフルレンジユニット(片方はパッシブラジエーターをユニット化)をタンデム配置したことも特徴だ。
ポーカロ・ラインは、デンマークtangentの新スピーカー「SPECTRUM X5」を展示。本機は内部に1インチのソフトドームトゥイーターと5インチのペーパーベースコーン紙ウーファーを搭載する、2ウェイ・バスレフ方式のブックシェルフスピーカーとなる。また、同社が取り扱うROTELのDAC「RDD-06」やヘッドホンアンプ「RDA-06」も出展していた。
アナログ関連製品を取り扱うカジハラ・ラボは、新製品となるIKEDA SOUND LABSのカートリッジ「IKEDA 9TS」を展示。価格は150,000円(税抜)。ZXY・マーケティンググループはZXYのカートリッジ「R100-02」と、本機に合わせてチューニングを施したMUSICAのフォノイコライザー「pho30gd」のセットを紹介していた。こちらは限定50セットの発売で、価格は150,000円(税抜)となる。
コニシス研究所のブースでは、フォノEQカーブがRIAAカーブに統一される以前のカーブを用いたモノラルレコードの再生にも対応したフォノイコライザー「MES05」がフィーチャーされていた。
■<B ROOM>城下工業、ネットワークジャパン、リリック
城下工業は同社が展開するオーディオブランドであるSOUND WARRIORのSW Desktop-Audioシリーズ(関連記事)の各製品のデモを行っていた。中でも注目なのは、参考出展されたSWシリーズのクロックジェネレーター「SWD-CL10」。メインクロックに0.28ppm TCOXを用い、低ジッター設計に徹している。ルビジウムなどの高精度クロックを外部入力できる機能も備えている。発売は年明けになる見込みだという。
リリックは、Nmodeブランドの新製品となる1bitプリメインアンプ「X-PM7」を出展。発売は12月、価格は270,000円(税抜)を予定している。本機は同社がこだわってきた1bit(DSD)アンプを採用しつつ、アナログのトランス電源を強化することで25W(4Ω)の出力を実現。また、フルバランス構成を採用している。派生ブランドであるLyricからは、KT88を採用した真空管アンプ「V-LA1」が出展された。
また、ネットワークジャパンが取り扱うドイツのスピーカーブランドQADRALからは新製品となる「ARUM VULKAN VIIIR」(ペア:2,000,000円/税抜)などのスピーカーラインナップが一斉展示された。
■<A ROOM>オーディオデザイン、ヒロアコースティックラボラトリー、ほか
オーディオデザインはプリアンプ「DCP-110」やパワーアンプ「DCPW-200」をはじめとする同社ラインナップの試聴を実施。ヒロアコースティックラボラトリーは、ミクロン精度で加工されたアルミブロック削り出しエンクロージャーを採用したスピーカーシステム「MODEL-CCD」を披露。六本木工学研究所は、RIT LABSのカスタムメイド・スピーカーを紹介。同ブランドは高級スピーカーにも使用されるユニットを用いて、リーズナブルな価格でカスタムメイドのスピーカーを提供しているという。
■<C Room>DYNAUDIO JAPAN、ヨシノトレーディングほか
DYNAUDIO JAPANは予告通り(関連ニュース)、192kHz/24bit対応のデジタル入力に対応したディナウディオのアクティブスピーカー「FOCUS 200XD」を出展した。価格は70万円程度になる見込みだという。
ユニット構成は28mmのEsotec+トゥイーターと17W75のEsotec+ ミッド/ウーファー。アンプ部には150Wのデジタルアンプモジュールを備える。入力はRCAアナログ端子に加えて、192kHz/24bit対応の同軸デジタル端子を搭載する。日本での発売は2015年春〜夏になる見込みで、今後仕様の変更もあり得るとのことだ。
ATOLLからはA4サイズのパワーアンプ「MA100」が登場。すでに発売されているUSB-DAC内蔵ヘッドホンアンプ/プリアンプ「HD100」と組み合わせてデモが行われていた。本国フランスと同時に、日本でも11月末頃に発売予定だという。
ヨシノトレーディングは同社が取り扱うアナログプレーヤーを中心に出展を行い、clearaudio「Master Innovation」やNottingham Analogue Studio「Deco」のデモを実施。アンプにはEARの真空管アンプ「EAR912」などを用いていた。(株)インテクは、COEUR d'ALENE(コアダレン)の真空管アンプを用意し、試聴デモを行っていた。
■<D ROOM>トライオード、逸品館
トライオードと逸品館が出展したD ROOMでは、TRIODEの真空管アンプはもちろん、TADやPMC、VIENNA ACOUSTICS、FOCALなどのハイエンドスピーカー、TAD、マランツなどのアンプを用意。大規模な試聴デモンストレーションを実施していた。
TRIODEの真空管アンプで注目なのは、同社設立20周年を記念したプリメインアンプ「VP-20 Anniversary」だ。価格は200,000円(税抜)で、120台の限定販売となる。真空管は2A3を4本、6SN7を4本使用。AB級プッシュプル回路の採用で10W×2の出力を実現している。強力な電源回路や大型出力トランスを装備したことも特徴だ。
試聴デモでは、フラグシップとなるモノラル・パワーアンプ「TRX-M845」を用いたシステムや、プリアンプ「TRX-2」とパワーアンプ「TRX-P3M」の組み合わせが披露されていた。
逸品館は、前述のハイエンドスピーカー群を用いたデモに加えて、「TAD Rference ONE」と「TAD-CR1MK2」を用いてのSACDやDVD-Audioのマルチチャンネル再生、同社の手がけるAIRBOW製品の試聴なども行っていた。
■<E ROOM>サエクコマース、ポーカロ・ライン、カジハララボ、ほか
E ROOMでは、音楽プロジェクト「フォース」を構成する各社が出展。「昭和歌謡を最新カートリッジで聴く」や「永遠の女性ボーカル特集」など音楽ソフトを主語においた試聴イベントを多数実施。多くの来場者を集めていた。
サエクコマースは、新導体PC-Triple Cを採用した電源ケーブルやラインケーブルを中心に出展。また、同社が取り扱うDYNAMIC MOTIONのイヤホンも展示していた。
同社ブースにはPiccolo S.p.Aというブランドのコンパクトなデスクトップスピーカーが展示されていた。本機はバックロード・ホーン方式を採用したパッシブスピーカーで、筐体には切削アルミを採用。バックロード・ホーンがアクリル板越しに見えるユニークなデザインをとる。異なる2基のフルレンジユニット(片方はパッシブラジエーターをユニット化)をタンデム配置したことも特徴だ。
ポーカロ・ラインは、デンマークtangentの新スピーカー「SPECTRUM X5」を展示。本機は内部に1インチのソフトドームトゥイーターと5インチのペーパーベースコーン紙ウーファーを搭載する、2ウェイ・バスレフ方式のブックシェルフスピーカーとなる。また、同社が取り扱うROTELのDAC「RDD-06」やヘッドホンアンプ「RDA-06」も出展していた。
アナログ関連製品を取り扱うカジハラ・ラボは、新製品となるIKEDA SOUND LABSのカートリッジ「IKEDA 9TS」を展示。価格は150,000円(税抜)。ZXY・マーケティンググループはZXYのカートリッジ「R100-02」と、本機に合わせてチューニングを施したMUSICAのフォノイコライザー「pho30gd」のセットを紹介していた。こちらは限定50セットの発売で、価格は150,000円(税抜)となる。
コニシス研究所のブースでは、フォノEQカーブがRIAAカーブに統一される以前のカーブを用いたモノラルレコードの再生にも対応したフォノイコライザー「MES05」がフィーチャーされていた。
■<B ROOM>城下工業、ネットワークジャパン、リリック
城下工業は同社が展開するオーディオブランドであるSOUND WARRIORのSW Desktop-Audioシリーズ(関連記事)の各製品のデモを行っていた。中でも注目なのは、参考出展されたSWシリーズのクロックジェネレーター「SWD-CL10」。メインクロックに0.28ppm TCOXを用い、低ジッター設計に徹している。ルビジウムなどの高精度クロックを外部入力できる機能も備えている。発売は年明けになる見込みだという。
リリックは、Nmodeブランドの新製品となる1bitプリメインアンプ「X-PM7」を出展。発売は12月、価格は270,000円(税抜)を予定している。本機は同社がこだわってきた1bit(DSD)アンプを採用しつつ、アナログのトランス電源を強化することで25W(4Ω)の出力を実現。また、フルバランス構成を採用している。派生ブランドであるLyricからは、KT88を採用した真空管アンプ「V-LA1」が出展された。
また、ネットワークジャパンが取り扱うドイツのスピーカーブランドQADRALからは新製品となる「ARUM VULKAN VIIIR」(ペア:2,000,000円/税抜)などのスピーカーラインナップが一斉展示された。
■<A ROOM>オーディオデザイン、ヒロアコースティックラボラトリー、ほか
オーディオデザインはプリアンプ「DCP-110」やパワーアンプ「DCPW-200」をはじめとする同社ラインナップの試聴を実施。ヒロアコースティックラボラトリーは、ミクロン精度で加工されたアルミブロック削り出しエンクロージャーを採用したスピーカーシステム「MODEL-CCD」を披露。六本木工学研究所は、RIT LABSのカスタムメイド・スピーカーを紹介。同ブランドは高級スピーカーにも使用されるユニットを用いて、リーズナブルな価格でカスタムメイドのスピーカーを提供しているという。