セーラー万年筆、ガラスCD事業から撤退。ジャパンディスクに事業移管

公開日 2016/10/24 12:00 編集部:小澤 麻実
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セーラー万年筆は、ガラスディスク関連事業から撤退。10月31日を以て、ガラスCDの生産・販売を(株)ジャパンディスクに譲渡することを明らかにした。なお、ガラス音楽CDについては既に9月30日付けで販売終了としている。

事業移管後、下記のガラステストディスク、および特注の音楽・ビデオガラスCD/DVDはジャパンディスクから販売継続となる。
・MCD-1600シリーズ ミラーディスク
・MCD-9210 CD用ガラステストディスク
・MDVD-9300 DVD用ガラステストディスク
・MDVD-9401 CD/DVDハイブリッドガラステストディスク
・特殊仕様ガラステストディスク

また、世界初の「ガラスCD-R」が新たに発売されることも発表された。ガラスCD-Rは元書込みディスク製造販売会社とセーラー万年筆(株)が共同で開発を行ったもの。その製造技術をジャパンディスクが継承し、製造・販売を行うことになった。販売は「デジタルドメイン」ブランドで行われ、ジャパンディスクがOEM供給するかたち。

来年発売予定のガラスCD-R



レーベル面には模様が刻まれている。こちらにプリントすることも可能

発売は年内の予定で、予価は29,800円(税抜)。専用のディスクライターを使ってデータを記録するというもので、たとえばCDからリッピングしたデータをガラスCD-Rに保存すると、ガラスディスク特有の性質から各段に音質が向上するという。レーベル面はインクジェットプリンターによるプリントにも対応する。


ガラスCDはCDの基板に光学用ガラスを使うというもの。盤面の反りを抑える、記録する信号特性(ピット転写性)が向上する、複屈折が発生せず精度の高い信号再生ができる、等のメリットがある。また通常CDの2倍の質量があるため安定した回転を実現できるほか、素材の経年変化がほとんどないのも特徴となる。

【ガラスCD-Rに関する問い合わせ先】
(株)ジャパンディスク(担当:角田氏)
TEL/03-3844-1644

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