会場2階〜4階の各社ブースをレポート

<大阪ハイエンド>新製品が続々! VIVID audio/ラックスマン/アキュフェーズなど各社がデモ

公開日 2016/11/13 16:22 オーディオ編集部:浅田陽介
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
11月11日(金)より本日11月13日(日)の17:00まで大阪のハートンホテル心斎橋にて開催されている大阪ハインドオーディオショウ2016(公式サイト)。関西最大級のオーディオショウとなる同ショウは今年も多くの製品が展示され、大きな賑わいを見せている。

本項では、会場となったハートンホテル心斎橋の別館2階〜4階に構えられたブースの様子をお伝えしたい。

■ステラ/ゼファン

ステラ/ゼファンのブースでは、今年の「2016東京インターナショナルオーディオショウ」で発表された製品(関連ニュース)を中心とした展示が行われている。

ステラ/ゼファンのブースにはこの秋発表されたビビッドオーディオの「G2 GIYA」をはじめとした製品が登場

送り出し側の機器達。コンステレーションオーディオの「Revelation」シリーズの他CHプレジション、トリノフの製品が並ぶ

メインの試聴ブースに構えられるのは、ビビッドオーディオの「G2 GIYA」と、世界的エンジニア、アラン・サイズ氏が手がけたオーシャン・ウェイ・オーディオの注目のブックシェルフスピーカー「EUREKA」。アンプには、こちらもこの秋に発表されたコンステレーション・オーディオの最新シリーズ「Revelation」を用いたシステムやCHプレジションの最新ラインアップ、注目の小型機のラインアップを備えるオーディオアルケミーの「DPA-1」などが用意され注目を集めている。

この秋に発表された独ストームタンクのバッテリー電源「STORMTANK S 5000」もデモされている

また、アンプ類への電源供給には、こちらもこの秋から取り扱いをスタートさせたドイツの新ブランド、ストームタンクの「STORMTANK S 5000」を使用。接続機のパフォーマンスをより鮮明に描くと共に、バッテリー電源による音質改善のメリットを強くアピールしていた。

アナログプレーヤーはテクダスのAir Force IIIを用意

同社のブースでは、アナログターンテーブルにテクダス「Air Force III」を用意。デジタルとアナログ双方に最先端機を用いたサウンドを聴くべく、ブースには多くの来場者が集まっている。

■ラックスマン

ラックスマンのブースでは、アナログからデジタル、ソリッドステートから真空管まで幅広いラインアップを誇る自社製品が一同に介し注目を集めている。デモンストレーションのメインとなるのは、同社の最高峰ラインアップとなる「C-900u」、「M-900u」といったアンプ郡で、スピ―カーにはマジコの「S1 Mk2」とスタジオ・フランコ・セルブリンの「Accordo」を用意。小口径ユニットのスピーカーを鳴らし切った際のサウンドを体感できるブースとなっている。

ラックスマンのブースでは、アナログからデジタルまで、ラックスマンのフルシステムで鳴らした際のサウンドが体感できる

メインの試聴コーナーには「M-900u」とマジコの「S1 Mk2」でデモンストレーション。スピーカーには「Accordo」も用意された

同社のもうひとつの顔となる木枠のボディと真空管を採用したラインアップもデモンストレーション。発表されたばかりとなるプリメインアンプ「LX-380」やCDプレーヤー「D-380」をはじめ、発売以降高い評価を受けているMQ-300に加え、インターナショナルオーディオショウでも参考出展されたプリアンプ「CL-800(仮称)」も来場者の関心を集めている。

インターナショナルオーディオショウでも参考出展されたコントロールアンプ「CL-800(仮称)」も展示

真空管採用のデジタルプレーヤー「D-380」をはじめとした新製品も体験できる

また、同社として初となるクリーン電源「ES-1200」ももちろん登場。先般審査会が行われた「オーディオアクセサリー銘機賞2017」にて『グランプリ』を獲得した本機のサウンドを存分に体感できるシステム構成となっていることも大きな聴きどころだ。

「オーディオアクセサリー銘機賞2017」で『グランプリ』を受賞した「ES-1200」にも注目が集まる

この他にも、同社が取り扱うミッションのスピーカーシステム「SX-1」と「DA-250、M-200」を組み合わせたコンパクトなPCオーディオシステムも展示。最先端からトラディッショナルまで、一度に体験できるブース展開に注目が集まっている

ミッションのスピーカーラインアップも展示されている

「DA-250」+「M-200」とミッションの「SX-1」を組み合わせたPCオーディオシステムも体験可能

■アキュフェーズ

アキュフェーズのブースでは、 先般開催された「オーディオ銘機賞2017」にて『金賞』を受賞したCDトランスポート「DP-720」およびDAコンバーター「DC-950」をはじめ、「オーディオアクセサリー銘機賞2017」にて『特別大賞』を獲得したクリーン電源「PS-1230」と「PS-530」など、最新ラインアップを用いたデモを実施。部屋の特性をデジタルボイシングイコライザー「DG-58」で補正した上で、アンプに同社のモノラルパワーアンプ「M-6200」をはじめステレオパワーアンプ「P-7300」「A-70」を持ち込み、モニターオーディオのフラッグシップ機「PL500II」を用いたデモンストレーションが行われている。

アキュフェーズのブースのメインの試聴システム。同社のアンプ郡でモニターオーディオ「PL500II」を鳴らす

送り出し側には「オーディオ銘機賞2017」で『金賞』を受賞した「DP-950」を使用


「オーディオアクセサリー銘機賞2017」で『特別大賞』を受賞したクリーン電源システムも登場。写真は「PS-530」

同じく「オーディオ銘機賞2017」で『金賞』を受賞した「DC-950」を使用

また、クリーン電源「PS-530」を用いて、入出力の電源波形をモニタリングして、その性能の高さをアピール。昨今さらに注目が高まりつつある電源対策の有効性を打ち出した展開も行っている。

プリアンプの最新モデルとなる「C-2850」も注目を集める

プリメインアンプの最新製品「E-270」をはじめとした同社の最新モデルも多数登場している

この他にも、プリメインアンプの新モデル「E-270」や、プリアンプの最新世代機「C-2850」なども登場し、来場者の関心を集めてる。

DP-950に搭載されたドライブメカニズムそのものも展示されている

■ナスペック

ナスペックはブースを2部屋展開。それぞれにテーマを分けた展示を行っている。

ナスペックのブースは二部屋用意。片方の部屋ではモニターオーディオの「PL200II」やプレイバックデザインズ「MPS-5 LIMITED」など高級機を用いたデモを実施

いずれの部屋でもアイソテックのクリーン電源を用いている

ひとつめの部屋の中心となるのは、モニターオーディオのスピーカー。最新フラッグシップシリーズの中核機となる「PL200II」をメインに据え、プレイバックデザインズの最新デジタルプレーヤー「MPS-5 LIMITED」によるデジタル再生とDELAの「N1A」を用いたハイレゾ再生を展開。アンプにはプライマーの「PRE60」+「A60」を用い、アイソテックのクリーン電源「TITAN」および「EVO3 SIGMAS」を使用してのデモンストレーションを展開している。

もう片方の部屋では、ケンブリッジオーディオの製品やモニターオーディオのBronzeを中心とした製品を用意

もうひとつの部屋では、スピーカーにモニターオーディオ「Bronze 6」を使用。こちらには、昨年のインターナショナルオーディオショウでも参考出展されていたケンブリッジオーディオの「Azur 851N」や、プライマーのプリメインアンプ「I22」にくわえ、プロジェクトのアナログプレーヤー「1-Xpresion Cabon」を用意するなど、よりライフスタイルに寄り添った展示が行われている。

■アクロジャパン

先日、D.U.C.C.ストレスフリー7NCu導体採用の電源ケーブルとなる「Anniversario」を発表したアクロリンク(関連ニュース)は、ここ大阪でもこの電源ケーブルを強く訴求。「7N-PC4030 Anniversario」と「7N-PC4020 Anniversario」の2モデルは、早くも来場者からの関心を集めている。

アクロリンクの新製品となる電源ケーブル2種を展示

もちろん、アクロリンクの主要ラインアップも一同に展示されている

もちろん、この他にも同社のケーブルラインアップを一同に展示し、ATCのスピーカーとマッキントッシュのアンプで音出しのデモを実施。同社が線材に使用する高純度銅が量産されるようになってから30年という記念すべき今年。ケーブルの技術革新によるサウンドをアピールしている。

ATCのスピーカーとマッキントッシュのスピーカーでアクロリンクのサウンドをアピール

■メース

メースもブースを2部屋用意。ひとつ目の部屋では、キソアコースティックの「HB-X1」とハーベスの「HL-COMPACT7ES3」の2つのスピーカーを用意し、メトロノームテクノロジーの「CD 8 Signature」をもちいたディスク再生とDr.ファイキャルト・アナログの「WOODPECKER2」とグランツのトーンアーム「MH-124S」の組み合わせによるレコード再生のデモを行っている。

CDのほかアナログプレーヤーによるデモも展開。プレーヤーにはDrファイキャルトアナログの「WOODPECKER2」とグランツのトーンアームを組み合わせ、オルトフォンの「SPU #1」でデモしている

二部屋用意されたメースのブース。片方ではキソアコースティックの「HB-X1」とハーベスの「HL-COMPACT 7ES3」を聴くことが可能

またもう一部屋では、同じくハーベスの「HL-COMPACT 7ES3」を用意してこちらはアキュフェーズのシステムでディスクを再生。この部屋での注目はセッティングで、なんとスピーカーをリスニングポジションのすぐ目の前に設置。これはハーベスを取り扱うエムプラスコンセプトがさまざまな試行錯誤を凝らした末に辿りついたセッティングとのことで、来場者からもその意外なほどのステージ感に感嘆の声が挙がっていた。

もう片方の部屋では、ハーベスのスピーカーを中心に展示。リスニングポジションの目の前にスピーカーを置くという個性的なセッティングを行い注目を集めている

■ハーマンインターナショナル

ハーマンインターナショナルのブースでは、先に速報にてお伝えしたJBLの70周年記念モデル「4312SE」(関連ニュース)やマークレビンソンのネットワーク再生対応ユニバーサルプレーヤー「No 519」(関連ニュース)といった日本初披露の新製品が登場。また、デモンストレーションは最高峰モデルとなるEVEREST DD67000とマークレビンソンのアンプ郡でも行われており、ブースには常に多くの来場者が耳を傾けている様子だ。

ハーマンインターナショナルのブースでは、本会場で発表された「4312SE」のほか「DD67000」でデモを実施

4312SEは、今回の大阪ハイエンドオーディオショウで最も注目を集めたスピーカーのひとつ


壁にはこれまでのJBLのスピーカーの歴史を振り返るパネルが用意される

4312SEに搭載されたウーファーユニットも展示される
同ブースでの注目は、今回のショウに合わせて来日した4312SEの開発者であるクリス・ヘイゲン氏や、マークレビンソンのエンジニアリングディレクターであるトッド・アイケンバウム氏による製品解説を交えたデモンストレーション。製品の開発にまつわるエピソードや技術的な特徴に至るまで存分に体験できる場となっている。

4312SEの発表に際し来日した開発メンバーのひとり、クリス・ヘイゲン氏

マークレビンソンのエンジニアリングディレクター、トッド・アイケンバウム氏も来日している


SMEのトーンアームも展示されている

AKGの最新モデル「K872」も試聴可能。ヘッドフォンアンプにはマークレビンソンの「No 526」を組み合わせるという贅沢な環境だ
■アクシス

アクシスのブースでは、デモンストレーションのメインスピーカーに、ウィルソンオーディオの最新スピーカーシステム「Yvette」を用意。エアーの「MX-R Twenty」やFMアコースティックの「711MIII」、ダン・ダゴスティーノの「MOMENTUM MONOBLOCK AMPLIFIER」、アイオンの「CROSSFIRE PA」、エクソギャルの「Comet」+「Ion」といったバリエーション豊かなアンプ郡でドライブするデモンストレーションを行っている。

この秋の注目機となるエクソギャル「Comet」+「Ion」もデモ

アクシスが取り扱うさまざまなアンプでウィルソンオーディオの「SASHA W/P Series-2」をドライブ


バーグマンの最新アナログプレーヤー「Galder」もデモされている

エアーの最新デジタルハブ「QX-5 Twenty」も登場し注目を集めている
このアンプの数も去ることながら、再生ソースの豊富さもアクシスブースの特徴。エアーの最新デジタルハブとなる「QX-5 Twenty」やMSBテクノロジーの「Select DAC」といったデジタル再生機器に加え、バーグマンの最新ターンテーブル「Galder」や参考出品となるダン・ダゴスティーノのフォノイコライザー「MOMENTUM PHONOSTAGE」といった世界最先端のアナログ再生環境を存分に体験できる内容となっている。

アイオンのアンプやプレーヤー達も展示され話題となっていた

トランスペアレントのケーブル郡も展示されている


エアーのフルラインアップも展示

ダン・ダゴスティーノのフォノイコライザー「MOMENTUM PHONOSTAGE」も参考出品された

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE