レクスト西野氏の解説で新作を聴き比べ
天才ドラマー・神保彰氏の作品を独自システムで比較試聴!トーク&試聴会レポート
カシオペア3rdのドラマーであり、ソロアーティストとしても数々のプロジェクトを手がける天才ドラマー、神保彰氏のソロ名義作品「21」、JBプロジェクト作品「BROMBO V!!!」が今年リリース。今回、e-onkyo musicなどでのハイレゾ音源発売を記念して、東京・八重洲のGibson Brands Showroom TOKYOにて、ハイレゾ試聴会&トークショウが開催された。
神保彰氏はここ数年、毎年1月1日にアルバム2作を同時リリースしている。1枚はオリジナルアルバム、もう1枚はカバーアルバムというように、コンセプトを持ったアルバムづくりを行ってきている。
今年リリースされたのは、ソロ名義の作品「21」と、JBプロジェクトとしての3作目となる「BROMBO V!!!」。JBプロジェクトは、超絶技巧のベーシスト、ブライアン・ブロンバーグとの共作。これらのアルバムは、CDとしてはもちろん、e-onkyo musicほかにて96kHz/24bitのハイレゾ音源も発売されており、本イベントはそれを記念して開催された。
トークショウの司会は、自身のオーディオブランドREQST(レクスト)を主催する西野正和氏。西野氏自身がセッティングも手がけたシステムで、西野さん独自アイディアのオーディオアクセサリーも駆使しながら試聴はイベントは進行していった。
まずは神保氏の「21」から、一曲目の「テイク・イット・イージー」を試聴。自分のドラムの音は「ゴムまりが弾けるような音」が理想、と語る神保氏は「まさに自分の理想とする音が聴けた!」と西野氏のセッティングを絶賛。「音のエネルギー感が強い」ハイレゾの音の魅力を引き出すセッティングをしたと西野氏は説明した。
続けて神保氏のリクエストで、「21」から「トウキョウ・スカイライン」。いかに少ない音数で、メロディーを成立させるか、ということを考えて作った曲だという。ここで、西野氏が手がけたUSBアイテムを挿入し、挿入前と挿入後の音を比較試聴。デジタルだから音は変わらないと言われることも多いが、その比較結果には神保氏もびっくり。「けばけば感が取れて、より柔らかい感じになりましたね」とその驚きを語る。
その後も「BROMB V!!!」から「アクチュアル・プルーフ」を試聴。「ブライアンは現場に入らないとスイッチが入らないタイプ」ということで、ソロ作品より自由度の高いピアノトリオになっているという。「21」との作風の違いも含め、神保氏のグルーヴィーなドラムサウンドとブライアンの自在なベーステクニックに、参加者も前のめりになって聴き入っていた。
実は「BROMB V!!!」ハイレゾのみのボーナストラックとして「ストラタス」の別バージョンも収録されている。CDにも収録されている「ストラタス」は、アップライトベースとエレクトリックベースがミックスしたバージョンだが、ボーナストラックはアップライトのみで演奏されたもの。こちらの聴き比べも行ったが、ハイレゾのみというボーナストラックには参加者も興味津々の様子だった。
今回のセッティングのポイントとして西野氏が語るレゾナンス・パッド・スタビライザー。アンプやプロジェクターの上、床の上など、西野氏のアイデアでさまざまな場所に設置されたスタビライザーを、一度全部取り外した上での比較試聴も実施した。「本当に音が変わるんですか?」と半信半疑の神保氏も、実際に比べてみると「音のハリが出てくる」と驚きを隠せない。
西野氏と神保氏の軽快な掛け合いによるトーク、そして素晴らしいサウンドで、1時間半にわたるトークショウはあっという間に終了。音楽をじっくり楽しみたい大人のためのイベントは、大盛況のうちに幕を閉じた。
神保彰氏はここ数年、毎年1月1日にアルバム2作を同時リリースしている。1枚はオリジナルアルバム、もう1枚はカバーアルバムというように、コンセプトを持ったアルバムづくりを行ってきている。
今年リリースされたのは、ソロ名義の作品「21」と、JBプロジェクトとしての3作目となる「BROMBO V!!!」。JBプロジェクトは、超絶技巧のベーシスト、ブライアン・ブロンバーグとの共作。これらのアルバムは、CDとしてはもちろん、e-onkyo musicほかにて96kHz/24bitのハイレゾ音源も発売されており、本イベントはそれを記念して開催された。
トークショウの司会は、自身のオーディオブランドREQST(レクスト)を主催する西野正和氏。西野氏自身がセッティングも手がけたシステムで、西野さん独自アイディアのオーディオアクセサリーも駆使しながら試聴はイベントは進行していった。
まずは神保氏の「21」から、一曲目の「テイク・イット・イージー」を試聴。自分のドラムの音は「ゴムまりが弾けるような音」が理想、と語る神保氏は「まさに自分の理想とする音が聴けた!」と西野氏のセッティングを絶賛。「音のエネルギー感が強い」ハイレゾの音の魅力を引き出すセッティングをしたと西野氏は説明した。
続けて神保氏のリクエストで、「21」から「トウキョウ・スカイライン」。いかに少ない音数で、メロディーを成立させるか、ということを考えて作った曲だという。ここで、西野氏が手がけたUSBアイテムを挿入し、挿入前と挿入後の音を比較試聴。デジタルだから音は変わらないと言われることも多いが、その比較結果には神保氏もびっくり。「けばけば感が取れて、より柔らかい感じになりましたね」とその驚きを語る。
その後も「BROMB V!!!」から「アクチュアル・プルーフ」を試聴。「ブライアンは現場に入らないとスイッチが入らないタイプ」ということで、ソロ作品より自由度の高いピアノトリオになっているという。「21」との作風の違いも含め、神保氏のグルーヴィーなドラムサウンドとブライアンの自在なベーステクニックに、参加者も前のめりになって聴き入っていた。
実は「BROMB V!!!」ハイレゾのみのボーナストラックとして「ストラタス」の別バージョンも収録されている。CDにも収録されている「ストラタス」は、アップライトベースとエレクトリックベースがミックスしたバージョンだが、ボーナストラックはアップライトのみで演奏されたもの。こちらの聴き比べも行ったが、ハイレゾのみというボーナストラックには参加者も興味津々の様子だった。
今回のセッティングのポイントとして西野氏が語るレゾナンス・パッド・スタビライザー。アンプやプロジェクターの上、床の上など、西野氏のアイデアでさまざまな場所に設置されたスタビライザーを、一度全部取り外した上での比較試聴も実施した。「本当に音が変わるんですか?」と半信半疑の神保氏も、実際に比べてみると「音のハリが出てくる」と驚きを隠せない。
西野氏と神保氏の軽快な掛け合いによるトーク、そして素晴らしいサウンドで、1時間半にわたるトークショウはあっという間に終了。音楽をじっくり楽しみたい大人のためのイベントは、大盛況のうちに幕を閉じた。