QX-2/QX-4/QX-C

Mission、新開発リングドーム・トゥイーター採用のスピーカーシステム「QXシリーズ」

公開日 2017/10/18 15:19 編集部:小澤貴信
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オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンは、同社が取り扱う英Missionのスピーカーシステム「QXシリーズ」を11月上旬より発売する。カラーは各モデルともにローズウッドとブラックの2色を用意する。

・ブックシェルフ型スピーカー「QX-2」 ¥77,000/ペア(税抜)

QX-2(ローズウッド)

QX-2(ブラック)

・フロア型スピーカー「QX-4」 ¥78,000/1台(税抜)

QX-4(ローズウッド)

QX-4(ブラック)

・センタースピーカー「QX-C」 ¥57,000/1台(税抜)

QX-C(ローズウッド)

QX-C(ブラック)

同社は2017年10月よりMission製品の取り扱いを開始。今回のQXシリーズは取り扱い開始第2弾スピーカーとなる。

いずれのモデルもMissionが長年培ってきた伝統のスピーカー構成を踏襲。ブックシェルフ型「QX-2」は、リスナーの耳の高さに各ユニットからの距離を一致させ、ネットワークで位相を補正するタイムアライメント原理を採用した独自の「インバーテッド・ジオメトリー方式」を採用。フロア型「QX-4」は、2つのウーファーの間にトゥイーターを配置した仮想同軸方式を採用する。

QX-4(写真手前)

各モデルのトゥイーターには、新開発のリング・ドームトゥイーターを搭載。内周側のインバーテッド・ドーム振動板がスムースな周波数特性を再現する一方で、外周側のドーム振動板によって磁気回路からの駆動力をダイレクトに受ける「アドバンスド・ディアドライブ・コーン・システム」を採用。より伸びやかな高域再生を実現したという。また、トゥイーターの背後に独自の空気室「ダブル・リア・キャビティ」を設けることで、後方への不要な音やウーファーからの音圧の影響を排除。音のカラーレーションを低減する。

ウーファーユニットは、振動板の軽快な駆動を実現する長繊維ファイバーを配合。低ひずみでありながら、広がりもある低音を再生できるとしている。また、低周波数帯域の高調波歪みを最小化するためにブチルゴム(IIR)素材によるダウンロールエッジ設計を実施。さらに、フロントカバーの「くし歯」構造は、高精度な計算を行うことで余分な共振周波数をフィルタリングでき、中域周波数帯の音を自然かつクリアに再生できるという。

ブックシェルフ型 QX-2は、Mission独自の「インバーテッド・ドライバー・ジオメトリー方式」を採用。トゥイーターをウーファーの下に配置することで、リスナーの耳の高さに各ユニットからの距離を一致させ、さらにネットワークで位相を補正することで、理想的なタイムアライメントを実現するという。

また、フロア型 QX-4は、2つのウーファーの間にツィーターを配置する仮想同軸を採用する。

キャビネットはラウンド形状の設計により、低周波帯域の回折を抑制。バスレフポートは風切り音を軽減できるよう配慮され、低域の正確なパフォーマンスを可能としている。また、アルミニウム製プレートをキャビネット上下に配置することでキャビネットの強度を上げたことも低域の再現に寄与しているという。

なおQX-4のみ、バイワイヤリング対応スピーカーターミナルを採用している。

QX-2は150mmウーファー、38mmトゥイーターを搭載した2ウェイ・バスレフ型スピーカー。インピーダンスは4Ω、出力音圧レベルは88dB、周波数特性は44Hz〜24kHz、クロスオーバーは2.2kHz。外形寸法は220W×320H×300Dmm、質量は8.8kg。

QX-4は150mmウーファー×2、38mmトゥイーターを搭載した2ウェイ・バスレフ型スピーカー。インピーダンスは4Ω、出力音圧レベルは88dB、周波数特性は36Hz〜24kHz、クロスオーバーは2.2kHz。外形寸法は220W×980H×335Dmm、質量は21.07kg。

QX-Cは150mmウーファー×2、38mmトゥイーターを搭載した2ウェイ・バスレフ型スピーカー。インピーダンスは4Ω、出力音圧レベルは88dB、周波数特性は58Hz〜24kHz、クロスオーバーは1.6kHz。外形寸法は550W×170H×170Dmm、質量は8.62kg。

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