名古屋初登場の製品多数

<オーディオフェスタ・イン・名古屋>REVEL、“PERFORMA Be”シリーズにフロア型「F328Be」を加えデモ

公開日 2020/02/24 09:29 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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2月22日、23日と開催された東海地区最大規模のオーディオショウ、「第38回オーディオフェスタ・イン・名古屋」。本稿ではCSポート、ナスペック、ハーマンインターナショナル、エレクトリなどのブースの模様をレポートする。

ナスペックは、ROKSANのアナログプレーヤー「XERXES 20」、Playback DesignsのSACDプレーヤー「DREAM PLAYER」、Vienna Acousticsのスピーカー「Beethoven Concert Grand Reference」といった主力製品を勢揃い。新発売のPRIMAREのパワー・アンプ「A35.2」、プリアンプ「PRE35」なども初登場した。ちなみにナスペックは現在、岐阜の本社に本格的な試聴室を製作中とのことで、4月以降、その全貌が明らかになるそうだ。

ナスペックの主力ラインナップが勢揃い

Vienna Acousticsの「Beethoven Concert Grand Reference」を中心にデモ

CSポートも今年初出展し、アナログプレーヤー「TAT2」が初お目見え。フラグシップアナログプレーヤー「LFT1」の技術を踏襲しつつも、3筐体を1つにまとめてコストダウンを実現。LFT1同様にエアーポンプでプラッターを浮上させている。価格は本体1,500,000円、ポンプは別売で250,000円とのこと。また、同社の静電気除去アイテム「IME1」は、オーディオファンのみならず、アナログのカッティングスタジオでも評価を得ているそうだ。

ターンテーブル「TAT2」

ハーマンインターナショナルのブースでは、JBLとREVELのスピーカーを中心に展開。REVELのPERFORMA Beシリーズの「F328Be」は今回初登場。「F228Be」より一回り大きいサイズで、ベリリウム・ドーム・トゥイーターと、ウーファーを3基搭載していることが特徴。価格等は追って発表されるとのこと。そのほか、マークレビンソンのSACDプレーヤー「No5101」や、DAコンバーター「No5808」も注目されていた。

ハーマンインターナショナルのブース。REVELのPERFORMA Beシリーズが勢揃い

マークレビンソンのSACDプレーヤー&DAコンバーター


ウーファーを3基搭載した「F328Be」
エレクトリは日本音響エンジニアリングと共同出展し、アンクなどのルームチューニングアイテムを豊富に用いたルームセッティングを行なっていた。新製品としては、フランス・Kalistaブランドから、SACDプレーヤー「AQWO」を4筐体に分けたSACDトランスポート「t AQWO」(2,700,000円/税抜)とDAコンバーター「c AQWO」(2,600,000円/税抜)が登場。いずれも電源は別筐体となっている。MAGICOのブックシェルフスピーカー「A1」は名古屋初上陸ということもあり、高い関心を集めた。

エレクトリのブースでは、MAGICOのスピーカーにPASS、マッキントッシュのアンプを組み合わせデモ

Kalistaのメトロノームシリーズ「AQWO」を4筐体にしたさらなる上位機も登場

メースのブースでは、Phasemation、GLANZ、Harbeth、ZONOTONE、CHORD COMPANYなどが共同ブースを出展。Phasemationのデモは、パッシブアッテネーター「CM2000」の聴き比べなどを実施。パッシブアッテネーターはプリアンプと同等の機能を持つが、パッシブタイプ、つまり電源を必要としないことが大きな特徴だ。

電源を使うことでどうしてもノイズが乗ってしまうため、CM2000を導入することで鮮度高いサウンドを実現できることをアピール。実際にエリック・クラプトンの「アンプラグド」を聴いてみると、拍手の音数やクラプトンのヴィブラートの消え際など、細部のディテールの表現力に実力を感じさせた。

日本が誇るトーンアームブランド、GLANZのラインナップも勢揃い

メースのブースではアヴァロンのスピーカーなどを活用しながらデモを実施


GLANZはテクニクスのSP-10Rに独自のベースを開発している

メースのブースに出店していたCHORD COMPANYのケーブル類

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