MC負荷インピーダンス切り替え機能など装備

ティアック、完全バランス構成のフォノアンプ「PE-505」。RIAA/DECCA/COLUMBIA EQを搭載

公開日 2020/08/19 17:06 編集部:杉山康介
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ティアックは、完全バランス入出力回路構成のフォノイコライザーアンプ「PE-505」を、8月下旬より発売する。価格は168,000円(税抜)。

「PE-505」

レコード製作者の意図を正確に再現するため、レコード針の信号を音質を損なうことなく増幅し、盤面に刻まれる前の原音にいかに近づけるかを追求したという製品。今年1月に開催された「CES 2020」にて発表された製品の発売が決定した格好となる。

入出力ともにXLRとRCA端子を1系統ずつ装備。MM/MCどちらにも対応し、うちMCカートリッジのバランス入力に対応する。SN比/残留雑音電圧はアンバランス時が106bB/10μVで、バランス時が86dB/85μV。

MC入力時には負荷インピーダンスを10/22/47/100/220/470/1kΩに切り替え可能で、また負荷インピーダンス測定機能も搭載。またMM入力時には負荷容量を0/100/220/330pFに切り替えられ、レコードやカートリッジに合わせたセッティングが可能だという。最大許容入力電圧はMC時が16mV(MC、歪率0.1%、GAIN LOW)で、MM時が150mV(MM、歪率0.1%、GAIN LOW)。

XLRとRCAを1系統ずつ入出力に搭載

偏差±0.05dB以下のRIAA EQ回路に加え、RIAAカーブ策定前後のレコード再生用にDECCA/COLUMBIAの独立したEQ回路を搭載。加えてサブソニック検知機能やサブソニックフィルター(17Hz、–24dB/octave)、左右チャンネルを合成してモノラルとして出力するMONO機能、カートリッジを消磁するDEMAG機能などを搭載する。

外形寸法は290W×84.5H×252.5Dmmで、質量は4.5kg。ブラックとシルバーの2カラーをラインナップする。

ブラックとシルバーカラーをラインナップする

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE