ユニットの背後に生じるノイズを99%吸収
KEF、新技術「MAT」搭載スピーカー「LS50 Meta」「LS50 Wireless II」。Uni-Qドライバーも専用に調整
KEFは、新技術「Metamaterial Absorption Technology(MAT)」を投入して音質強化を図ったスピーカー「LS50 Meta」を10月2日に、同じくMAT技術を投入したワイヤレススピーカー「LS50 Wireless II」を今冬に発売する。価格はLS50 Metaが145,000円(税抜)で、LS50 Wireless IIが270,000円(税抜)。
カラーバリエーションは、両機種ともカーボンブラック、ミネラルホワイト、チタニウムグレイの通常色3色と、各機種ごとに直営店「KEF MUSIC GALLERY」および直販オンラインショップ限定色1色の合計4色を用意。特別色はLS50 Metaがロイヤルブルー、LS50 Wireless IIがクリムゾンレッドとなる。
オプションとして専用スタンド「S2」も用意。価格は52,000円で、スピーカー本体に合わせたカラーバリエーションを揃えている。
2012年に50周年モデルとして登場した「LS50」、および2016年発売の「LS50 Wireless」に、新技術「MAT」を投入。独自ドライバー「Uni-Q」も本機に合わせて調整するなどで音質強化を図っている。
「MAT」は、ドライバーユニットの背後に生じるノイズを99%吸収するという新技術。9月1日の技術発表時に「本技術搭載スピーカーをまもなく発表する」としていた製品の正体が明らかになった格好だ。
香港Acoustic Metamaterials Groupが開発した「Metamaterial」をベースに、今回のMATを共同開発。これまでオーディオ以外の分野で活用されていたMetamaterialを、業界で初めてオーディオ機器で活用できるようにした。
MATは、とても複雑な迷路のような構造をしている点が特徴で、それぞれ入り組んだ構造によって特定の周波数帯を効率的に吸収。それらを結合すると、まるで音のブラックホールのような役割を果たし、ノイズを99%吸収するという。LS50で採用していたトラディショナルなアプローチでは、60%しか吸収することができなかったところから大幅にノイズ吸収率を向上させ、音の歪み削減、および音声の乱れ防止を実現するとしている。
独自の同軸ドライバーユニット「Uni-Q」は、Rシリーズから搭載している最新世代である第12世代のものを本機用に調整。コーンネックコントロールを“Mk2”に進化させたり、ミッドレンジモーターシステムの改良、タンジェリン・ウェーブガイド裏のリブを強化などを行ったほか、トゥイーター・ギャップ・ダンパーや中音域コーンのクロッピングも再設計している。これらにより、カラレーションや歪みをさらに削減。より深くタイトなベース音が活き、よりクリアなサウンドを実現したとアピールしている。
筐体には、特許取得済みのオフセット・フレキシブル・バスレフポート技術を採用。フレキシブル・ウォールによってポート内の共振の蓄積を分散させることでカラレーション低減を図るほか、両端のフレア形状により高い音量でのノイズを排除するという。
また、バッフルも曲線的にすることで回折の減少を図り、これによりスムーズな応答を実現したと説明。また、堅く重いクロスブレーシングとダンピングされたマテリアルレイヤーも採用し、これらによってキャビネット自体が余計なノイズを発生させないように心がけたとしている。
丸みを帯びた背面パネルを採用するなどデザイン面も改良。キャビネット側面から背面への段差をゆるやかにしたり、背面のボルトもなくすなどもしている。
LS50 Wireless IIは、100W Class A/Bのトゥイーターと280W Class Dのウーファーという合計380Wのアンプを内蔵。KEF Connect アプリを使い、リスニング環境に合わせたサウンドに調整することができる。ハイレゾ音源は最大384kHz/24bit、MQAデコーディング、DSD256にも対応している。
左右のスピーカーもワイヤレス接続だが、ケーブル接続も可能。KEF ConnectアプリからTidal / Amazon Music / Qobuz / Deezer / Internet Radio やポッドキャストからストリーミングできる。なおSpotify Connectは、ネイティブアプリから直接ストリーミングが可能。
また、Roon Readyにも対応するほか、AirPlay 2 や Google Chromecastにも対応。Bluetoothにも対応している。
また、HDMI、アナログ、光デジタル入力や同軸デジタル接続にも対応。テレビやレコードプレーヤー、CDプレーヤーやゲーム機器と接続することもできる。
オプションのスピーカースタンド「S2」は、LS50 Metaをトッププレートにしっかりと固定できるボルト穴を装備。振動を抑えるベースプレートも採用するほか、支柱は空洞で、不活性充填剤で埋めてさらに人工音を減らすよう配慮している。そして前述のように色もスピーカー本体にマッチさせた展開としたほか、支柱にはケーブルを収納できる。
カラーバリエーションは、両機種ともカーボンブラック、ミネラルホワイト、チタニウムグレイの通常色3色と、各機種ごとに直営店「KEF MUSIC GALLERY」および直販オンラインショップ限定色1色の合計4色を用意。特別色はLS50 Metaがロイヤルブルー、LS50 Wireless IIがクリムゾンレッドとなる。
オプションとして専用スタンド「S2」も用意。価格は52,000円で、スピーカー本体に合わせたカラーバリエーションを揃えている。
2012年に50周年モデルとして登場した「LS50」、および2016年発売の「LS50 Wireless」に、新技術「MAT」を投入。独自ドライバー「Uni-Q」も本機に合わせて調整するなどで音質強化を図っている。
「MAT」は、ドライバーユニットの背後に生じるノイズを99%吸収するという新技術。9月1日の技術発表時に「本技術搭載スピーカーをまもなく発表する」としていた製品の正体が明らかになった格好だ。
香港Acoustic Metamaterials Groupが開発した「Metamaterial」をベースに、今回のMATを共同開発。これまでオーディオ以外の分野で活用されていたMetamaterialを、業界で初めてオーディオ機器で活用できるようにした。
MATは、とても複雑な迷路のような構造をしている点が特徴で、それぞれ入り組んだ構造によって特定の周波数帯を効率的に吸収。それらを結合すると、まるで音のブラックホールのような役割を果たし、ノイズを99%吸収するという。LS50で採用していたトラディショナルなアプローチでは、60%しか吸収することができなかったところから大幅にノイズ吸収率を向上させ、音の歪み削減、および音声の乱れ防止を実現するとしている。
独自の同軸ドライバーユニット「Uni-Q」は、Rシリーズから搭載している最新世代である第12世代のものを本機用に調整。コーンネックコントロールを“Mk2”に進化させたり、ミッドレンジモーターシステムの改良、タンジェリン・ウェーブガイド裏のリブを強化などを行ったほか、トゥイーター・ギャップ・ダンパーや中音域コーンのクロッピングも再設計している。これらにより、カラレーションや歪みをさらに削減。より深くタイトなベース音が活き、よりクリアなサウンドを実現したとアピールしている。
筐体には、特許取得済みのオフセット・フレキシブル・バスレフポート技術を採用。フレキシブル・ウォールによってポート内の共振の蓄積を分散させることでカラレーション低減を図るほか、両端のフレア形状により高い音量でのノイズを排除するという。
また、バッフルも曲線的にすることで回折の減少を図り、これによりスムーズな応答を実現したと説明。また、堅く重いクロスブレーシングとダンピングされたマテリアルレイヤーも採用し、これらによってキャビネット自体が余計なノイズを発生させないように心がけたとしている。
丸みを帯びた背面パネルを採用するなどデザイン面も改良。キャビネット側面から背面への段差をゆるやかにしたり、背面のボルトもなくすなどもしている。
LS50 Wireless IIは、100W Class A/Bのトゥイーターと280W Class Dのウーファーという合計380Wのアンプを内蔵。KEF Connect アプリを使い、リスニング環境に合わせたサウンドに調整することができる。ハイレゾ音源は最大384kHz/24bit、MQAデコーディング、DSD256にも対応している。
左右のスピーカーもワイヤレス接続だが、ケーブル接続も可能。KEF ConnectアプリからTidal / Amazon Music / Qobuz / Deezer / Internet Radio やポッドキャストからストリーミングできる。なおSpotify Connectは、ネイティブアプリから直接ストリーミングが可能。
また、Roon Readyにも対応するほか、AirPlay 2 や Google Chromecastにも対応。Bluetoothにも対応している。
また、HDMI、アナログ、光デジタル入力や同軸デジタル接続にも対応。テレビやレコードプレーヤー、CDプレーヤーやゲーム機器と接続することもできる。
オプションのスピーカースタンド「S2」は、LS50 Metaをトッププレートにしっかりと固定できるボルト穴を装備。振動を抑えるベースプレートも採用するほか、支柱は空洞で、不活性充填剤で埋めてさらに人工音を減らすよう配慮している。そして前述のように色もスピーカー本体にマッチさせた展開としたほか、支柱にはケーブルを収納できる。
関連リンク