スタジオマイクもずらり展示。貴重な一台も
<OTOTEN>ソニー、開放型モニターヘッドホン「MDR-MV1」やAVアンプ、Xperiaなど新製品勢揃い。360RA制作/試聴体験も
国内最大級のオーディオ&ホームシアターイベント「OTOTEN2023」が、本日6月24日と25日の二日間にわたって、東京・国際フォーラムにて開催されている。本稿では、ソニーのブース内容をレポートする。
「感動」を生み出すべく、“クリエイターとの共創” を推進するソニーでは、制作現場から再生システム・フォーマットまでを幅広くカバーした展示を実施。ガラス棟6F G610にブースを構え、入り口から向かって左側に「コンテンツを創る・生み出す製品・サービス」、右側には「コンテンツを高品質に再生するアイテム」という、2つの軸で展開している。
「コンテンツを創る・生み出す製品・サービス」のコーナーには、スタジオ向けマイクロフォンやモニターヘッドホンといった、プロユースのオーディオ機器の代表的なモデルが並ぶ。
たとえば、ソニー初の業務用商品として1958年に発売された真空管コンデンサー・マイク「C-37A」は、内蔵のカプセルも自社製で、現在は自社内でも貴重な存在という一台が展示。また、“サンパチ” と呼ばれ、漫才のマイクとしても認知度の高い「C-38B」や、世界の音楽スタジオで活躍するボーカルマイク「C-800G」なども存在感を放っている。
2022年登場の最新モデル「C-80」も出展。昨今は動画配信や宅録をするユーザーが増加しており、そうした用途にも活躍する手頃かつ高品質なマイクとして発売され、好評を博しているという。
モニターヘッドホンのコーナーには、今春発売されたばかりのソニー初・開放型モニターヘッドホン「MDR-MV1」はもちろん、スタジオヘッドホンとして最も有名なモデルの一つ「MDR-CD900ST」、ハイレゾ時代に最適な一台として「良い音を再定義」したという「MDR-M1ST」が並び、それぞれ試聴体験も可能。「MDR-EX800ST」や「IER-M9」といったインイヤーモニターも同じく試聴展示している。
また、独自の立体音響フォーマット「360 Reality Audio」コンテンツに関するクリエイター向けサービスの体験スペースも展開。360 Reality Audioコンテンツを手軽に制作できる、プラグインソフト「360 WalkMix Creator」と、6月より提供開始としていた独自立体音響技術「360 Virtual Mixing Environment(360VME)」の体験が可能となっている。
360VMEは、音楽スタジオの音場環境をヘッドホンで高精度に再現するという技術。本来360 Reality Audioのコンテンツ制作には、13個以上のスピーカーが必要だが、そうした環境がない場合でも、同技術を介すことで場所を選ばずに高品位な立体音響制作が行えるとしている。ブースでは画面上に可視化された音の配置情報を、実際に聞いたり、音の位置を動かすなどといった体験が可能となっている。
「コンテンツを高品質に再生するアイテム」には、WM1シリーズなどのウォークマン各種や、この春登場した7.1ch対応AVアンプ「STR-AN1000」を中心としたホームシアターシステムの展示および試聴体験と、新たなフラグシップスマートフォン「Xperia 1 V」で360 Reality Audio Liveコンテンツを試聴するスペースを展開。また、ウォークマン/STR-AN1000それぞれの開発者によるセミナーも実施され、多くの人が集まっていた。
ソニー(ガラス棟6F G610/B1F ロビー)
「感動」を生み出すべく、“クリエイターとの共創” を推進するソニーでは、制作現場から再生システム・フォーマットまでを幅広くカバーした展示を実施。ガラス棟6F G610にブースを構え、入り口から向かって左側に「コンテンツを創る・生み出す製品・サービス」、右側には「コンテンツを高品質に再生するアイテム」という、2つの軸で展開している。
「コンテンツを創る・生み出す製品・サービス」のコーナーには、スタジオ向けマイクロフォンやモニターヘッドホンといった、プロユースのオーディオ機器の代表的なモデルが並ぶ。
たとえば、ソニー初の業務用商品として1958年に発売された真空管コンデンサー・マイク「C-37A」は、内蔵のカプセルも自社製で、現在は自社内でも貴重な存在という一台が展示。また、“サンパチ” と呼ばれ、漫才のマイクとしても認知度の高い「C-38B」や、世界の音楽スタジオで活躍するボーカルマイク「C-800G」なども存在感を放っている。
2022年登場の最新モデル「C-80」も出展。昨今は動画配信や宅録をするユーザーが増加しており、そうした用途にも活躍する手頃かつ高品質なマイクとして発売され、好評を博しているという。
モニターヘッドホンのコーナーには、今春発売されたばかりのソニー初・開放型モニターヘッドホン「MDR-MV1」はもちろん、スタジオヘッドホンとして最も有名なモデルの一つ「MDR-CD900ST」、ハイレゾ時代に最適な一台として「良い音を再定義」したという「MDR-M1ST」が並び、それぞれ試聴体験も可能。「MDR-EX800ST」や「IER-M9」といったインイヤーモニターも同じく試聴展示している。
また、独自の立体音響フォーマット「360 Reality Audio」コンテンツに関するクリエイター向けサービスの体験スペースも展開。360 Reality Audioコンテンツを手軽に制作できる、プラグインソフト「360 WalkMix Creator」と、6月より提供開始としていた独自立体音響技術「360 Virtual Mixing Environment(360VME)」の体験が可能となっている。
360VMEは、音楽スタジオの音場環境をヘッドホンで高精度に再現するという技術。本来360 Reality Audioのコンテンツ制作には、13個以上のスピーカーが必要だが、そうした環境がない場合でも、同技術を介すことで場所を選ばずに高品位な立体音響制作が行えるとしている。ブースでは画面上に可視化された音の配置情報を、実際に聞いたり、音の位置を動かすなどといった体験が可能となっている。
「コンテンツを高品質に再生するアイテム」には、WM1シリーズなどのウォークマン各種や、この春登場した7.1ch対応AVアンプ「STR-AN1000」を中心としたホームシアターシステムの展示および試聴体験と、新たなフラグシップスマートフォン「Xperia 1 V」で360 Reality Audio Liveコンテンツを試聴するスペースを展開。また、ウォークマン/STR-AN1000それぞれの開発者によるセミナーも実施され、多くの人が集まっていた。
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