日本の環境に最適化した日本仕様モデル

Degritter、コンパクトながら大出力の超音波式レコードクリーナー「Degritter MkII」。税込99万円

公開日 2024/06/24 19:33 編集部:長濱行太朗
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オルトフォンジャパンは、同社が取り扱うエストニア・Degritter(デグリッター)ブランドから、超音波洗浄式レコードクリーナー「Degritter MkII」を7月より発売する。価格は990,000円(税込)。本機はオルトフォンジャパンとDegritter社との共同開発により、日本国内の環境において適切な超音波洗浄が可能な仕様を実現した、日本仕様モデルとなっている。

「Degritter MkII」

Degritter MkIIは、超音波式を採用したレコードクリーナー。一般的なブラシやクロスでアナログレコードの盤面を拭くタイプではなく、洗浄槽内の水を振動させて発生した気泡が割れる際の衝撃を盤面に当て、非接触でアナログレコードをクリーニングすることができる。

筐体の中には、超音波発振ユニットを盤面に対して裏表対称となるように2基ずつ、計4基を搭載。洗浄槽、洗浄水タンク、風量可変式の防塵フィルター付き乾燥用タンクを内蔵し、併せて電源部、各種プログラムやセンサーが組み込まれた制御基板を筐体内部に盛り込みながらも、外形寸法が370W×210H×280Dmm、質量が8.7kgという、コンパクト化を実現していることが大きな特徴だ。

実際にアナログレコードを入れた状態のイメージ

洗浄時の超音波出力は300W(可変式/最大時)。出力周波数は、高性能な光学レンズや半導体素材などを洗浄する場合と同等の120 - 125kHzとしており、塩化ビニル製のレコード盤を傷める心配は無いとのこと。筐体正面には表示モニターと2つのノブが配置され、洗浄メニューの変更や超音波出力、乾燥用ファンの強弱などが調整できる。

本体正面にメニューなどの表示モニターを搭載

また、本体とともに専用アクセサリーの取り扱いも開始。交換用ウォータータンク「Extra Water Tank」(30,800円/税込)、7インチ盤アダプター「7″record adapter」(18,700円/税込)、10インチ盤アダプター「10″record adapter」(18,700円/税込)、純正洗浄液「100ml cleaning fluid」(9,350円/税込)、25個入りの純正洗浄水フィルター「Filter pack 25pcs」(7,480円/税込)をラインナップする。

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