新録含む8曲収録のSACD

川上さとみ『Sensibilities(SACD Hybrid)』が9/25リリース。完売したダイレクトカッティング盤の演奏も収録

公開日 2024/08/26 16:27 オーディオ編集部:奥田
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2024年1月17日に、ダイレクトカッティングの演奏を収録したLP『Sensibilities DIRECT CUTTING vs DSD11.2MHz 1bit』をリリースしたジャズピアニストの川上さとみさんが、今回はダイレクトカッティングの演奏に加えて、新たに2週間後に行った追加楽曲の音源を組み合わせてSACD『Sensibilities(SACD Hybrid)』を2024年9月25日に発売する。また、ハイレゾ音源も同日配信となる。

川上さとみ『Sensibilities SACD Hybrid』

SACDの制作は2024年7月に関口台スタジオにて行われ、川上さとみさんとレコーディング・エンジニアであるMIXER’S LABの高田英男氏もマスタリングに参加。川上さんと高田氏が二人三脚で究極のピアノサウンドを目指した今作。ダイレクトカッティングにより収録された音源が4曲と、新たにSACD/CD用にダイレクト2chで録音された4曲の計8曲入りアルバムとなる。SACDマスタリングではダイレクト2ch録音(DSD 11.2MHz/1bit)のマスター音源の音質を出来るだけそのまま収められるように、各楽曲の音量レベルの調整をメインに作業が行われた。

ピアノの最後の1音まで何度も繰り返し確認を行う川上さとみ氏

通常、CDマスターはPCM 192kHz/24bitマスター音源から作成をするが、ダイレクト2chにて録音をしたDSD 11.2MHz/1bitマスター音源は、ピアノ、ウッドベース、ドラムの中低域が安定していて、録音時の音質イメージに非常に近かったという。CDも最高の音質で創りたい思いから、DSD 11.2MHz/1bitマスターからダイレクトにCDマスターを作成したとのこと。

こうしたこだわりが詰まったマスタリングに参加した高田氏は、「ダイレクトカッティング・レコードとは違った、DSD 11.2MHz/1bitデジタルマスターから制作した繊細且つクリアなSACD/CDサウンドを楽しんで頂きたい」と語っている。なお、『Sensibilities(SACD Hybrid)』に封入されるブックレットには、高田氏による詳しい解説が掲載され、プロジェクトの全貌が明らかになっている。

音源確認時には、高田氏がエンジニアとして音決めに参加したというVictorのウッドコーンシステムコンポEX-HR99を使用して試聴



川上さとみ『Sensibilities SACD Hybrid』

■Sensibilities SACD Hybrid
川上さとみ Satomi Kawakami
定価:4,000円(税込)
品番:PCCY-60012
レーベル:Pony Canyon Inc.
仕様:SACDハイブリッド
発売日:2024年9月25日

【収録曲】
1.Essence
2.True Intention
3.Beautiful Solitude
4.All Senses
5.Perspective
6.Everlasting
7.Perceptions
8.Sensibility

all written by Satomi Kawakami
川上 さとみ(piano)、Brent Nussey(bass)、田鹿雅裕(drums)

ハイレゾも同日配信
DSD 11.2MHz、DSD 5.6MHz、PCM 192MHz/24bit、PCM 96MHz/24bit

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