全国の有力店舗も参加

「オーディオ銘機賞2025」審査会開催。評論家側審査委員長に山之内氏が就任、「オーディオ熱に刺激を加える製品を選定したい」

公開日 2024/10/04 17:06 季刊・オーディオアクセサリー編集部
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その年のもっとも優れたオーディオ製品を選定する「オーディオ銘機賞2025」の審査会が、本日10月4日(金)、開催されます。オーディオ銘機賞は、オーディオ文化の向上と市場の活性化を目的に1978年に設立されたものです。

「オーディオ銘機賞2025」審査会が開催

オーディオ銘機賞の独自の特徴は、オーディオ評論家に加え、全国の有力店舗が「流通側」審査員として参加することにあります。ユーザーのリアルな声を一番耳にするショップからの意見も取り入れることで、“市場で真に評価される”製品を選定するアワードとなっています。

今年から、評論家側の審査委員長として山之内 正氏が就任されました。昨年まで藤岡 誠氏が10年以上にわたり審査委員長を務めていただきましたが、今年初頭に、体調上の理由によって評論家活動を全面的に引退されました。

新たに評論家側審査委員長に就任した山之内 正氏

また、病気療養のため評論活動を控えられていた鈴木 裕氏が2年ぶりに審査会に復帰されました。

なお、広島県エディオンの大原浩次氏は病気療養のため事前審査のみの参加、オーディオスクエアの松野氏も事前審査の形で参加いただき、合計19名の方々に審査会に参加いただき、厳正な審査を行います。

審査に先立って、新たに評論家側審査委員長に就任された山之内氏は、「オーディオ市場を取り巻く環境は、決して楽観できるものではありません。製品の形態や音楽を楽しむスタイルも変わってきて、コンポーネントのデザインやコンセプトも変化してきています。しかし、少しでもオーディオ市場、オーディオ熱への刺激を加えることができればと思っています」と挨拶。

マックスオーディオの大原氏は、「藤岡氏が引退されたことを寂しく思いますが、山之内先生に入っていただいて、頼もしく思います。雑誌を見ていると、皆さん御存知の通り“スーパーな価格”の製品が増えて来ています。そういったスーパーな取り組みがあることも素晴らしいですが、そういうものばかりが目につくのは危惧するところでもあります」と市場に対する危機感を表明する。

流通側審査委員長のマックスオーディオ大原晴三氏

「オーディオ銘機賞2025」では、昨年に引き続き金賞・銀賞・銅賞の「3賞」に加えて、お求めやすい価格の製品を積極的に推薦する「ミドルクラス大賞」、またこれからますますの発展が期待できる「ネットオーディオ大賞」も新設予定となっています。

受賞モデルの発表は、PHILEWEBにて11月上旬に先行発表、受賞理由も含む詳細なレポートについては、11月25日に発売される『季刊・オーディオアクセサリー 195号』にて掲載されます。

■オーディオ銘機賞2025 審査員
評論家サイド
山之内 正(審査委員長)
石田善之
石原 俊
井上千岳
生形三郎
大橋伸太郎
小林 貢
鈴木 裕
角田郁雄
福田雅光

流通サイド
大原晴三(マックスオーディオ/福岡県・審査委員長)
大原浩次(エディオン/広島県)
北野正幸(上新電機/大阪府)
中坪達也(オーディオユニオン/東京都)
鈴木 豊(テレオン/東京都)
友野大介(オーディオコア/長野県)
野田怜男(のだや/福島県、宮城県、栃木県)
堀野裕一郎(シマムセン/大阪府)
松野康太(オーディオスクエア/神奈川県)
丸山浩明(ロイヤルオーディオ/長野県)
森田洋之(CAVIN大阪屋/北海道)

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