最新世代「TELSA.45」テクノロジーを搭載

beyerdynamic、スタジオ向けヘッドホンのフラグシップモデル「DT1990 PRO MKII」「DT1770 PRO MKII」

公開日 2024/10/29 19:00 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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オーディオブレインズは、同社が取り扱うドイツ・beyerdynamic(ベイヤーダイナミック)ブランドについて、スタジオ向けヘッドホン「DT1990 PRO MKII」(開放型)と「DT1770 PRO MKII」(密閉型)を発売する。価格はいずれもオープンだが、市場実売価格は111,000円前後(税込)。

beyerdynamic 開放型ヘッドホン「DT1990 PRO MKII」

beyerdynamic 密閉型ヘッドホン「DT1770 PRO MKII」

いずれもbeyerdynamicのフラグシップスタジオヘッドホンの後継機となり、ドライバーユニットに最新世代の「TELSA.45」テクノロジーを搭載。質量を最適化した素材を使用しサウンド、快適性をさらに向上、スタジオサウンドと柔軟性を両立させると謳っている。

新開発の45mmドライバーには、軽量なCCAワイヤによるボイスコイルを搭載。磁力システムや振動板も最適化することで、THD(ハーモニックディストーションレベル)とIMD(インターモジュレーションディストーション)の低減を実現。ドライバーのインピーダンスを30Ωに抑え、モバイル機器を含むさまざまな機器に対応するとしている。

「DT1990 PRO MKII」のドライバー構成

「DT1770 PRO MKII」のドライバー構成

TELSA.45のサウンドトランスデューサーは、すべてドイツ・ハイルブロンのbeyerdynamic本社で、厳しい品質管理のもとに製造されている。

「DT1990 PRO MKII」の組み立ての様子

「DT1770 PRO MKII」の組み立ての様子

スプリングスチール製のヘッドバンドも新開発、ブラケットもブラッシュアップされている。また異なるサウンドにチューニングされた2種類のイヤーパッドが付属する。標準の「プロデューシング ベロア」は低音をわずかに強調してより豊かなサウンドを提供、「ミキシング&マスタリング ベロア」はより正確で分析的な音を提供すると説明。

いずれも3.0mのストレートケーブルと5.0mのスパイラルケーブルの2本が付属、ロック可能な3ピンミニXLRプラグが装備される。またハードケースも付属する。

使用イメージ

「DT1990 PRO MKII」の音質については、最も低いオクターブまで正確に低音域を再現、前モデルに比べてわずかに抑えられた高音域は多くの情報量を提供し、特に複雑な高周波プロファイルを持つ現代的な作品で、ミキシング時に瞬時に正確な判断を下すのに役立つと説明。

「DT1770 PRO MKII」については、正確な低音再生、透き通った中音域、そして細部まで鮮明な高音域で必要な情報がダイレクトに伝わると説明、ミュージシャンが録音中に最高のサポートを得られるヘッドホンとして開発しているとしている。

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