「Furutechロジウムメッキα純銅導体」を採用

フルテック、フラグシップ・電源タップ「NCF POWER VAULT」の国内受注を開始

公開日 2024/11/05 10:00 編集部:長濱行太朗
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FURUTECH(フルテック)は、8個口タイプのフラグシップ電源タップ「NCF POWER VAULT」の国内受注を11月より開始する。価格は968,000円(税込)。製品受注は、NCF POWER VAULT正規販売店にて対応。販売店舗はフルテックのホームぺージで確認できる。

「NCF POWER VAULT」

NCF POWER VAULTは、今年5月に開催されたオーディオショウ「ミュンヘン・ハイエンド ショウ」で発表されたモデル。径が太く重量のある電源ケーブルもしっかりと支える安定性を実現する一方、ナノサイズのセラミックパウダーとカーボンパウダーを組み合わせた独自の特殊素材「NCF(Nano Crystal Formula)」を用いることで、劇的なノイズ低減を可能にしている。

筐体には、削り出し加工によるアルミ合金を採用し、堅牢さと精密さを両立。ハイグレードの厚いアルミニウム・ブロックから精密に加工された素材を使用しており、4つに区切られたコンセント部は全て独立配線にすることで、パフォーマンスを高めたとする。またヘアラインアノダイズド処理によって、デザイン性だけでなく、機能性も兼ねそなえた。

削り出し加工によるアルミ合金を採用

4つに区切られたコンセント部は全て独立配線仕様としている

2連式コンセント部には「GTX-D NCF」を投入。業界初を謳う同社独自の「Furutechロジウムメッキα純銅導体」をはじめ、強度を高めるために「非磁性ステンレススプリングシステム」を採用する。併せてNCFによって、静電気除去、さらに振動除去も実現している。

「Furutechロジウムメッキα純銅導体」が組み込まれている

αプロセス処理が施されているのも特徴的。2段階処理が行われており、第1段階では金属部品に超低温処理を施すことで構造安定性を高め、導電性と信号伝送を向上。第2段階では特許取得済みのリング消磁処理により磁化効果の発生を排除し、導電率をさらに高める。全パーツを処理することで、安定した高導電性状態を保持できるという。

そして、振動を効果的に吸収するために設計されたマルチ素材・ハイブリッド構造の「NCF Booster Brace(ブースターブレース)」を導入している。NCFの特性によって静電気の発生を防ぎ、ユニークな形状は振動抑制に加え、静電効果も高めている。

内部配線材には、「α OCC単結晶無酸素銅」を素材として使用する。7本のストランドで構成され、各ストランド内は0.18mm OCC銅線が組み込まれた19本の導体が精密に練り込まれており、高いレベルで低インピーダンスと導電性の両立を成し得ている。

内部配線材には、「α OCC単結晶無酸素銅」を使用

内部ケーブルをオーディオグレードの耐熱を可能にする難燃性PVC採用のUL-CL3を用いて絶縁を行っており、電流の妨げる容量リアクタンスを最小限に抑え、併せて衝撃吸収の役割を担うことで、振動による音質劣化も低減している。

筐体の底部には同社の電磁波吸収材「GC-303」を備えることでEMIノイズを効果的に吸収。電源タップの電源ケーブル接続部には、「α非磁性超低温処理純銅ロジウムメッキ導体」と「ナノクリスタル配合NCF特殊結晶粉末素材」を組み合わせた「Furutech IECインレット」が活用されている。

電源タップを支えるスパイクには、ローレット加工を施した非磁性ステンレスを素材に使用。機械加工されたスパイク受けも備えており、同様に素材は非磁性ステンレス、防振ゴムを底面に設置することで横振動にも対応する。

外形寸法は350W×169H×137Dmm、質量は10.5kg。

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