《CEATEC JAPAN》 CEATEC JAPAN速報!part5
左:ソニーのパーソナルITテレビ 右:次世代光ディスクレコーダー |
ソニーの今年のテーマのひとつが「ホームモバイル」。タッチペン対応液晶ディスプレイと無線ベースステーションを積んだエアボードは、その先駆けとなる製品だ。画面サイズは10.4型のSVGA、画像は非常に鮮明で、明るいところでも視認性が高く、美しい。ウェブのブラウジングはもちろん、DVDやビデオの画像をベッドの上やキッチンなど好きな場所で楽しめる。こうしたジャンルの製品はネットアプライアンスと呼ばれ、難しい操作なしにインターネットを簡単に楽しめるメリットがある。今後各社から続々と登場する見込みだ。
ハードディスクレコーダーが大きな話題を集めているが、ソニーは短波長のブルーレーザーを採用した次世代光ディスクレコーダーを参考出品した。
ディスク容量は22.5GBで、ハイビジョン番組は2時間強、S−VHSと同水準のNTSC信号は約13時間の記録ができる。2層化や両面化を行えば、記録時間はさらに伸びる。実用化にはまだ時間がかかるが、試作機の画質は安定度が高く、高水準だった。
(オーディオライター 山之内 正)