★ ★ ★山之内 正のCESデジタルAVレポート(5)★ ★ ★
フィリップスのDVD+RWレコーダー(左)と、ソニーのDVD+RWレコーダー(右)。両機とも試作品 |
DVD+RWは、すでにパイオニアが発売しているDVD-RWといくつかの共通点をもつフォーマットだが、既存のDVD-ROMドライブやDVDプレーヤーとの互換性を実現しやすいことが、メリットとして強調されている。ファイナライズの操作がいらないなど、使い勝手も優れているという。だが、すでにDVD-RW、DVD-RAMという2つのフォーマットが登場しているのに、さらに新しい方式を追加する意味があるのだろうか。
そんな疑問が浮上するのを予想してか、6日に行われたDVD-RW推進協議会(RWPPI)の発表会では、DVD-RWとDVD+RWの互換性をもたせたデュアルメディア型レコーダーの可能性が明らかになった。
実際に、ソニーが展示したDVD+RWレコーダーは、-RWと+RWの両フォーマット対応モデルとして公開された。ただし、発売時期は2002年半ばということで、現時点では詳細な仕様は明らかになっていない。近い将来、DVDレコーダーはDVD-RW/+RWコンパチ機とDVD-RAMレコーダーが市場を二分することになるのだろうか?(山之内 正)