シャープがBluetooth対応コンパクトフラッシュカードを開発、発売
Bluetooth対応コンパクトフラッシュカード DC2C1BZ001(左)、 Bluetooth対応機器組込み用モジュール DC2D1BZ001(中)、 DC2D1BZ002(右) |
BluetoothTMは、1998年2月に国内外の5社※2)が設立したBluetooth SIG※3)と呼ばれる業界団体で標準化されている無線規格で、身近な電子機器をワイヤレスでつなぐ方式として標準となりつつある。また、通信周波数には電波法の制限を受けずにユーザが利用できる2.45GHz帯の電波を利用しているため、手軽に機器への搭載が可能となり、パソコンや携帯情報端末をはじめとした各種電子機器への急速な普及が期待されている。
こうしたニーズを先取りし、シャープでは独自の小型実装技術により、CFA TypeI※4)に準拠したBluetoothTMコンパクトフラッシュカード1機種と、あらゆる電子機器への組み込みに適したBluetoothTMモジュール2機種の開発、商品化に成功した。いずれもBluetoothTMv1.0B規格に対応しており、今後BluetoothTMv1.1への対応も予定している。
シャープでは今回の製品のほか、通信距離を拡大したパワークラス1対応カード(見通し距離約100m)等も順次開発し、さまざまなBluetoothTM応用商品の開発、商品化に取り組んでいくとのこと。(Phile-web編集部)
※1 BluetoothTMは登録商標です。
※2 Bluetooth SIG設立5社
エリクソン社、インテル社、ノキア社、IBM社、東芝の5社がハードウェア、ソフトウェア等の標準化のため設立。1999年12月にはモトローラ社、ルーセント社、3Com社及びマイクロソフト社がプロモータとして参画。
※3 Bluetooth SIG(Special Interest Group)
BluetoothTMのハードウェア、ソフトウェア及び通信に必要なプロファイル(通信手順)の標準化のために設立された業界団体。2001年1月9日時点で2,164社が加盟。
※4 CFA(Compact Flash Association)
コンパクトフラッシュカードの仕様を定めた国際標準規格。
外形サイズ:TypeI(36.4×42.8×3.3mm)、TypeII(36.4×42.8×5.0mm)