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日立製作所プラズマテレビ発表会、質疑応答編

公開日 2001/02/07 18:03
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記者会見上の様子(左)。まもなくラインナップされる37型、42型のプラズマテレビも参考出品された(右)。
●2月7日、日立製作所デジタルメディアグループは、東京・有楽町の国際フォーラムにてプラズマテレビの新商品発表会を開催した。世界初のビジュアルサイズ32型を実現し、しかもハイビジョン解像度を持つプラズマテレビ「W32-PD2100」を4月10日から、BSデジタルチューナー内蔵モデル「W32-PDH2100」を6月11日から発売することを発表した。

未来のテレビに必要な条件として、高画質・大画面化というニーズは基本中の基本である。また、BSデジタルを初めとしたメディアのデジタル化に対応したものも求められている。ハイビジョン対応のプラズマテレビはそういった必須条件をクリアしたディスプレイとして期待されている。

「大きすぎて部屋に入らない」「高すぎる」などの問題もクリアしなければならない。これまでの大画面テレビは、「テレビに生活を合わせる必要」があった。日立の32型プラズマテレビは、大画面・高画質でありながら、よりスタイリッシュな薄型デザインとその高いモバイル性で、ライフスタイルに自由にテレビを合わせていくことができる。

発表会場は大勢の報道陣で賑わった。今年市場投入される37型、42型のプラズマテレビの参考出品も展示された。記者会見での質疑応答のすべてをここに転載する。


Q:今年のプラズマテレビの需要見込みを日立製作所ではどのように読んでいますか。

A:昨年までの出荷台数はわずかで、昨年比という単純な比較はできません。本年は32型、37型、42型とライン展開していきますので、それなりの需要増が見込めます。また、あと2年ほどあれば、さらに買いやすい価格帯で販売できるようになります。テレビ全体の何割をプラズマが占めるかという需要の見込みは各社各様だと思います。価格をどれだけ下げれば、市場のCRTテレビをプラズマにどのくらい置き換えられるか。2002年(平成14年)に1インチ1万円を実現すると仮定して、テレビ全体の約1割を担っていきたいと考えています。1000万台のうちの10%強、約100万台を見込んでいます。


Q:本機に採用されたニューマルチスキャンコンバーターLSIは、御社としては初めての商品ですか。

A:昨年末に発売した42インチのプラズマテレビ(W42-PD2000)から採用しています。


Q:ちなみに本日発表のW32-PD2100はオープンプライスですが、実勢価格はいくらくらいですか?

A:50万円台を目指しています。1インチ2万円台を切るところまできました、という程度です。

以上。(phile-web編集部)

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