広末、ジャン・レノのナマ2ショット! 映画「WASABI」製作記者発表会
ぴったりと寄り添うヒロスエとジャン・レノ |
パリ警察の問題刑事ユベール(ジャン・レノ)を翻弄する謎の美少女YUMIを演じる広末は、茶髪で会場にあらわれた。髪の根本まできれいなイエローブラウンに染まっており、本人は「コギャルとか不良みたいだっていわれるけど、何だかうれしい。だって、コギャルとか不良って、最先端を行っている人たちじゃないですか」と、まんざらでもない様子。
また、何かフランス語でしゃべってみて下さい、との質問には「ボンジュール、ジュシ・リョーコ・ヒロスエ、メルシー」と、お世辞にも上手とは言えないフランス語を披露。「第二外国語でフランス語を履修すればよかった」と悔しがる広末だが、監督のジェラール・クラヴジックは「彼女はフランス語を学ぼうととても努力している。いまじゃ相当喋れるようになったよ」とフォローし、コミュニケーションがうまくいっていることを強調していた。
広末の魅力をたずねられたジャン・レノが「彼女と一緒に仕事ができるのはとても嬉しい。言語の壁があってコミュニケーションは完璧ではないが、少しずつ前進している」と語ると、感極まった広末が突然泣き出す一幕も。『レオン』が映画に目覚めるきっかけで、目標とする女優はナタリー・ポートマンという広末にとって、ジャン・レノとの共演は特別の意味を持っていたようだ。逆にジャン・レノの魅力は、と尋ねられた広末は「パパみたいなところ」と赤い目で答え、ちょっとはにかんだのも印象的。
撮影はパリだけではなく、東京・京都でも行われた。日本は諸外国に比べ撮影の規制が多いと言われるが、リュック・ベッソンは「たしかにそういう傾向は感じるが、ねばり強く交渉することで結果的に素晴らしい撮影が出来たと思う」とコメント。最近、東京都が設立したフォトコミッションが、撮影に関する便宜を図ったのも幸いしたという。「NY、LAが有名になったのは、数多くの映画に登場したから。東京も映画を通して世界中にその魅力をアピールしてほしい」と、さらなる開放をよびかけた。(Phile-web編集部)