ソニー、10万円を切るSACDマルチ再生対応54MHzプログレDVDプレーヤー
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DVDビデオ/SACDマルチプレーヤー DVP-NS900V |
なかでもホームシアターファンの注目は、DVP-NS900Vである。オープン価格だが、実売で10万円を切ると予想される。既発売の同社最高峰機DVP-S9000ESの仕様をほとんど引き継ぎながら、SACDマルチも再生できる戦略モデルとなる。
プログレッシブ再生は12ビット・54MHzビデオDAコンバーターを使用。ソニー独自の高精度変換方式「バイ・ピクセル・アクティブIP変換」の採用で、24コマ/秒のフィルム素材と60フィールド/秒のビデオ素材とを画素データから判別し、これらが混在しているソフトにおいても素材の変わり目に応じて変換処理を高速で切り換える。素材の種類に関わらず自然で安定したプログレッシブ再生を実現することができる。ちなみにインターレス用には10ビット・54MHzビデオDACを搭載する。
また、ソフトや視聴機器、好みに合わせて映像を最適にチューニングできるように、ビデオイコライザー機能を搭載。輝度信号については、DVP-S9000ESと同様に、ディスプレイの特徴に応じたガンマ補正が可能である。
再生フォーマットディスクは、先に紹介したSACDマルチのほかに、CD-RW/Rディスクや、DVD-RWディスク(VRモード/ビデオモード)、DVD-Rディスクも再生可能である。ほかにはリモコンで、基本操作以外のボタンをスクロールキーに集約し、多機能でありながら、すっきりと使いやすくした。スクロールキーによる機能選択は、バックライト付きの液晶表示で暗い場所でも操作が行いやすい。(AVレビュー編集部)
関連リンク
- ブランドSONY
- 型番DVP-NS900V
- 発売日10月21日
- 価格オープン価格
【SPEC】●水平解像度:約500本 ●音声周波数特性:DVD(PCM96kHz再生時)2Hz〜44kHz(44kHz時:-2dB±1dB)、SACD再生時2Hz〜100kHz(50kHz時:-3dB±1dB)、CD再生時2Hz〜20kHz(±0.5dB) ●音声S/N比:115dB、DVD VIDEO(LINE OUT AUDIO L/R端子のみ) ●全高調波歪み率:0.002% ●音声ダイナミックレンジ:DVD-VIDEO/SACD:103dB CD:99dB ●ワウフラッター:測定限界(±0.001% W PEAK)以下 ●出力端子(映像系):コンポーネント映像 ピン/D2出力端子各1系統、S映像2系統、コンポジット映像2系統 ●出力端子(音声系):光デジタル1系統、同軸デジタル1系統、マルチチャンネル(5.1ch)1系統、ステレオ(L/R)2系統 ●消費電力:26W ●外形寸法:430W×113H×343Dmm ●質量:約5.3kg