富士通ゼネラル、フルデジタルビデオプロセッサ「AVM」新搭載の50型/42型ワイドPDP
プラズマビジョンW PDS4242(左)、PDS5001(右) |
同社では、ホームシアター用としても高精細プラズマディスプレイの需要拡大が一層見込まれている、市場動向をとらえ、各種方式のプラズマディスプレイパネルに対応し、最高画質を引き出す、独自開発のフルデジタル・ビデオプロセッサ「AVM」(Advanced Video Movement)を開発した。新モデルは、「AVM」の搭載により、業界最高レベルの高画質、高機能および信頼性の大幅な向上を実現した。
新モデルでは、プラズマディスプレイの特長を活かす大画面の50型プラズマビジョンWと、新ALIS方式採用の42型プラズマビジョンWの新シリーズを加え、サイズ、バリエーションの充実を図った。
50型プラズマビジョンWは、表示画素数1366ドット×768ドットの高精細・高コントラスト(3000:1)パネルを、「AVM」で駆動することにより、通常のビデオ信号はもちろん、デジタルハイビジョンの高精細画像も高画質で再現する。また、パソコンの各種出力信号の表示はUXGAまで対応できる。
42型プラズマビジョンWは、好評のALIS方式(表示画素数1024×1024)からさらに高輝度化(750cd/u)を実現した新ALIS方式と「AVM」により、ホームシアター用から業務用まで高画質化を実現した。
さらに全世界市場での需要に応えるため、両機種とも電磁波規格クラスA、クラスBに適合させ同時に発売する。これはユーザーの使用目的に合わせ、それぞれ適合させた2タイプを用意するもの。
新開発のフルデジタルビデオプロセッサ「AVM」は、Advanced Video Movementの略で、PDPの高画質を追求し、「高精細デジタルマルチコンバージョン(HDDMC方式)」などを1チップ化し、独自に開発したフルデジタル・ビデオプロセッサの呼称。これにより、各種方式のPDPパネルで静止画/動画ともにクッキリとシャープで立体感のある映像を再現し、業界最高レベルの画質を実現する。
高精細デジタルマルチコンバージョン(HDDMC=High Definition Digital Multi Conversion)は、デジタルPLLを用いた高精度自動サンプリング位相調整機能やデジタルAGC機能によるPLLを用いたサンプル値アナログ伝送を基本概念とする新規考案のAnalog to Digital Conversion。映像コンテンツの2-3プルダウン周期を検出して、フィルムのコマを忠実に再現するフィルムモード適応IP変換や動きIP変換を行う。また、高精細拡大/縮小フィルタ処理、拡縮追従型輪郭強調処理を組み合わせる。さらには、取り込んだ映像を忠実に色再現するカラーマネジメント機能搭載のColor Space conversionを備える。
これら処理を映像ソースごとに再配置可能なHDDMCシステムを開発し、各処理の連携により入力映像の解像度や動画/静止画の種類に応じて、変換方法、演算パラメータ、処理手順までもプラズマディスプレイパネル(PDP)表示方式に最適化することにより、従来以上の映像の精度、深さの演出を可能とし、業界最高レベルの高画質を実現した。
入出力は、ビデオからパソコン(UXGA)まで入力可能な接続端子をフル装備し、さらにデジタル機器への接続性を向上。デジタル映像時代に応えたDVI端子を1系統搭載。日本国内モデルのみ、D4端子を持ち、デジタルチューナーと直接接続できる。対応信号(有効画素数)は、1080i(50/60Hz)/720p(50/60Hz)/576i(50Hz)576i(50Hz)/480i(60Hz)/480p(60Hz)。RGB入力端子は2系統で、UXGA高解像度入力信号対応ミニD-SUB15Pと、BNC端子。BNC端子はRGB入力(UXGA対応)とコンポーネント入力を選択できる。そのほか、Sビデオ入力端子1系統とコンポジットビデオ入力端子1系統を装備する。
そのほか主な特徴としては、任意のホワイトバランスの微調整ができる「色温度調節機能搭載」、縦横設置に対応する「オンスクリーン表示(入力モードやメニュー)」。RS-232Cで電源オン/オフや入力モード切替えなど遠隔操作を可能にする「制御端子」を装備。また、いつでも指定した画面に戻る「プライオリティー機能(自動優先画面表示)」は、指定されたコンテンツを優先して表示させたい時、その信号が入力されれば自動的にモードを切替えて表示する。
4台のディスプレイの個別操作が可能な「ID機能」も装備。ディスプレイを複数台設置した時にモニターナンバーを設定して、1つのリモコンから個別にディスプレイ操作ができる。縦2面×横2面、横4面、並列設置の時など、個別画像調整やメンテナンス時に効果的な機能となる。また、パネルの焼きつけを軽減する「スクリーンオービター機能搭載」は、一定時間ごとに、画面を自動で移動するスクリーンオービター機能を搭載しているので、固定画面などでのパネルの焼きつきを軽減し、長寿命使用できる。(AV REVIEW編集部)
関連リンク
- ブランドFUJITSU
- 型番PDS5001
- 発売日8月より順次
- 価格オープン
【SPEC】●外観色:グレイ/シルバー ●消費電力:510W ●外形寸法:1212W×720H×98Dmm ●質量:45.0kg ●画面サイズ:1106W×622Hmm、対角50インチ、画面アスペクト比16対9 ●表示画素数:水平1366画素×垂直768画素 ●表示色:1677万色(RGB8bit) ●視野角度:上下左右160度以上 ●表示モード:ビデオ/S映像時→オート/ノーマル/ワイド1/ワイド2/ズーム1/ズーム2、コンポーネントビデオ入力時→ノーマル/ワイド1/ワイド2/ズーム1/ズーム2、RGB入力時→ノーマル/ワイド/ズーム ●入出力端子:ビデオ入力1系統(BNC)、S映像入力1系統(mini-DIN4P)、D端子1系統(D4端子/日本国内機種のみ)、アナログRGB入力1(mini-D-SUB15P)、アナログRGB入力2/コンポーネントビデオ入力1系統(BNC×5,RBG入力とコンポーネントビデオ入力を選択)、デジタルRGB端子1系統(DVI-D端子)、制御端子RS-232C準拠(D-SUB9P) ●オプション:設置用金具(卓上スタンドユニット、壁掛けユニット、天吊りユニット)
- ブランドFUJITSU
- 型番PDS5002
- 発売日8月より順次
- 価格オープン
【SPEC】●外観色:グレイ/シルバー ●消費電力:510W ●外形寸法:1212W×720H×98Dmm ●質量:45.0kg ●画面サイズ:1106W×622Hmm、対角50インチ、画面アスペクト比16対9 ●表示画素数:水平1366画素×垂直768画素 ●表示色:1677万色(RGB8bit) ●視野角度:上下左右160度以上 ●表示モード:ビデオ/S映像時→オート/ノーマル/ワイド1/ワイド2/ズーム1/ズーム2、コンポーネントビデオ入力時→ノーマル/ワイド1/ワイド2/ズーム1/ズーム2、RGB入力時→ノーマル/ワイド/ズーム ●入出力端子:ビデオ入力1系統(BNC)、S映像入力1系統(mini-DIN4P)、D端子1系統(D4端子/日本国内機種のみ)、アナログRGB入力1(mini-D-SUB15P)、アナログRGB入力2/コンポーネントビデオ入力1系統(BNC×5,RBG入力とコンポーネントビデオ入力を選択)、デジタルRGB端子1系統(DVI-D端子)、制御端子RS-232C準拠(D-SUB9P) ●オプション:設置用金具(卓上スタンドユニット、壁掛けユニット、天吊りユニット)
- ブランドFUJITSU
- 型番PDS4241
- 発売日8月より順次
- 価格オープン
【SPEC】●外観色:グレイ/シルバー ●消費電力:3700W ●外形寸法:1035W×6400H×85Dmm ●質量:28.8kg ●画面サイズ:922W×522Hmm、対角42インチ、画面アスペクト比16対9 ●表示画素数:水平1024画素×垂直1024画素 ●表示色:1677万色(RGB8bit) ●視野角度:上下左右160度以上 ●表示モード:ビデオ/S映像時→オート/ノーマル/ワイド1/ワイド2/ズーム1/ズーム2、コンポーネントビデオ入力時→ノーマル/ワイド1/ワイド2/ズーム1/ズーム2、RGB入力時→ノーマル/ワイド/ズーム ●入出力端子:ビデオ入力1系統(BNC)、S映像入力1系統(mini-DIN4P)、D端子1系統(D4端子/日本国内機種のみ)、アナログRGB入力1(mini-D-SUB15P)、アナログRGB入力2/コンポーネントビデオ入力1系統(BNC×5,RBG入力とコンポーネントビデオ入力を選択)、デジタルRGB端子1系統(DVI-D端子)、音声入力2系統RCAピンR/L)、音声出力1系統9W+9W、制御端子RS-232C準拠(D-SUB9P) ●オプション:設置用金具(卓上スタンドユニット、壁掛けユニット、天吊りユニットプレゼンスタンド)、スピーカー、スピーカースタンド
- ブランドFUJITSU
- 型番PDS4242
- 発売日8月より順次
- 価格オープン
【SPEC】●外観色:グレイ/シルバー ●消費電力:3700W ●外形寸法:1035W×6400H×85Dmm ●質量:28.8kg ●画面サイズ:922W×522Hmm、対角42インチ、画面アスペクト比16対9 ●表示画素数:水平1024画素×垂直1024画素 ●表示色:1677万色(RGB8bit) ●視野角度:上下左右160度以上 ●表示モード:ビデオ/S映像時→オート/ノーマル/ワイド1/ワイド2/ズーム1/ズーム2、コンポーネントビデオ入力時→ノーマル/ワイド1/ワイド2/ズーム1/ズーム2、RGB入力時→ノーマル/ワイド/ズーム ●入出力端子:ビデオ入力1系統(BNC)、S映像入力1系統(mini-DIN4P)、D端子1系統(D4端子/日本国内機種のみ)、アナログRGB入力1(mini-D-SUB15P)、アナログRGB入力2/コンポーネントビデオ入力1系統(BNC×5,RBG入力とコンポーネントビデオ入力を選択)、デジタルRGB端子1系統(DVI-D端子)、音声入力2系統RCAピンR/L)、音声出力1系統9W+9W、制御端子RS-232C準拠(D-SUB9P) ●オプション:設置用金具(卓上スタンドユニット、壁掛けユニット、天吊りユニットプレゼンスタンド)、スピーカー、スピーカースタンド