ソニーのネットワークハンディカムIPは、“ユビキタス”第一弾ムービー
ソニー(株) 執行役員 モバイルネットワークカンパニー プレジデント 木村敬二氏 |
同社は、ブロードバンド時代に向け、豊富なハードウェア群とネットワークのシームレスな 接続を図り、コンテンツやサービスと組み合わせることによって、ソニーならではの価値(value)を付加したUbiquitous"Value" Network(ユビキタスバリューネットワーク) の実現を目指すという。
「ユビキタス」とは、「偏在する(どこにでもある)」こと。簡単にはネットワーク社会において、「いつでもどこでも高速ブロードバンドネットワークにつながる環境」のことを指す。これからのネット環境は、机の前に座らなくてもユビキタス・ネット状態になる方向で、技術・商品開発は進んでいくというのが常識といわれる。記者発表に出席したプレジデントも、「ユビキタス・バリューネットワーク(Ubiquitas Value Network)の第一弾商品として位置付けたい」と語った。
ネットワークハンディカムIPの新製品「DCR-IP7」では、これを実現するために、小型・軽量でBluetooth機能を本体に搭載し、同機能搭載の携帯電話やモデムアダプターを通してインターネットに接続することにより、パソコンを介さずに、メモリースティックに記録した動画や静止画を電子メールで送受信したり、Web上でのアルバム作成・閲覧などが手軽に楽しめる。
ユーザーは、ソニースタイルドットコム・ジャパン(株)が運営する「イメージステーション」www.imagestation.jpのサイトサービスを利用することにより、Web上でのアルバム作成・閲覧などが手軽に楽しめるようになる。そのほか、メール機能でビデオメールを送受信できる。「ブラウザ機能」はホームページを閲覧することができる。また、「so-net簡単接続機能」を搭載しているので、煩雑なインターネット接続を必要とせず、インターネット接続が可能となる。
記録フォーマットは同社が新開発した「MICROMVカセット」。フォーマットおよび商品の詳細については別記事をご参照いただきたい。このMICROMV方式に準拠した第一号機がDCR-IP7である。(AVレビュー編集部)