日立、普及価格帯のD-VHS「でじたるテープナビ」発売
日立は、1998年10月に国内初のCSデジタルチューナーを内蔵したD−VHSビデオ「7B-DF100」を発売し、デジタル放送のタイムシフトニーズにいち早く対応。1999年には世界初“MPEG2エンコーダー”を内蔵した「DT-DR3000」を発売。昨年にはデジタルハイビジョン放送をそのまま記録できる最高峰モデル“デジタルハイビジョンビデオ”「DT-DR20000」を発売し好評を得るなど、常にハイエンドニーズに対応するとともに業界トップレベルのD−VHS技術を培ってきた。
また、その一方で、1994年から他社に先駆け日立独自の“番組検索・頭だし機能”を搭載した普及タイプの「テープナビ」シリーズを毎年改良を重ねながら順次拡大してきた。簡単で快適な操作性を実現した「テープナビ」シリーズは、テープ式でありながらディスク式に迫る高水準の検索性能により“番組検索・頭だし機能付ビデオ”のスタンダードとして長年に渡り多くのユーザーから非常に高い評価と信頼を得てきた。
今回発売するデジタルビデオ「でじたるテープナビ(DT-DR1)」は、従来のVHS(S−VHS)テープ録画・再生との互換性を持ちつつ、色再現性に優れた水平解像度500本以上(STDモード時)のデジタル高画質で、揺れや歪みがほとんどなくD−VHSテープに録画することができるMPEG2エンコーダーを搭載。LS3モードによる長時間デジタル録画では、“1時間の連続ドラマ15回分”を従来のアナログS−VHS相当(解像度)の高画質で、一本のD−VHSテープ(DF-300使用時)にまとめることができ、さらに480分テープを使用すれば24時間録画も行える。また、使いやすさを追求し、最新GUI画面を採り入れた新「テープナビ」システムやステレオ音声のCMもスキップできる日立独自の「CMとばしワザ」など快適機能も充実している。
デジタル音声記録にはMPEGオーディオ・レイヤー2に加え、より高音質なデジタル録音が可能な「リニアPCM」音声記録方式(非圧縮)を新たに採用。音楽番組などで従来より“奥行き感”“臨場感”のある豊かでダイナミックな音声再生がデジタル高画質映像と共に楽しめる。
関連リンク
- ブランドHITACHI
- 型番DT-DR1
- 発売日9月20日
- 価格\OPEN
【SPEC】●方式:回転2ヘッドヘリカルスキャンD−VHS方式/VHS方式 ●テープ速度:標準モード33.4mm/秒、3倍モード11.1mm/秒、STDモード16.7mm/秒、LS3モード5.6mm/秒 ●録画再生時間:標準モード3時間30分、3倍モード10時間30分、STDモード8時間、LS3モード24時間 ●巻き戻し時間:高速巻き戻しモード約83秒 ●映像入力:S映像3系統、コンポジット映像3系統 ●映像出力:S映像2系統、コンポジット映像2系統 ●消費電力:約28W ●外形寸法:435W×107H×357Dmm ●質量:5.7kg