《山之内 正のベルリンショーレポート11》取材の裏側をちょっとだけご紹介
<左>工事中のブランデンブルク門 <右>省エネルギーの人力veroTaxi |
海外からの来場者が増えたこともあって、プレスセンターもこれまでで最大規模の広さと設備を確保し、CESやCOMDEXを上回る盛況振り。市内のホテルはどこも満杯で、ほとんど空きがない。メーカーなど出展関係者は遅くとも半年前にはホテルを予約するという。筆者は開催期間後半に焦点を合わせて取材したため、なんとかホテルを確保することができた。
ドイツの都市はほとんど例外なく街の景観が美しいが、現在のベルリンは驚くほど雑然としていて、市内中心部の建築ラッシュも相変わらず続いている。ブランデンブルク門やライヒスターク(国会議事堂)など、歴史建造物は観光拠点になっているが、いずれも工事現場のまっただ中。それでも構わず観光客が列をなして訪れているのが印象的だ。次のIFAは2年後の2003年に開催される。街の様子がどう変わっているのか、想像もできない。(山之内 正)