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<CEATECレポート>“IT宇宙インフラ”コンセプトが印象的な三菱ブース

公開日 2001/10/04 15:10
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<左>Triumの通話機能付きPDA。奥に見えるのが携帯電話 <右>通話機能付きなので、このように電話に早変わりする
●三菱は「IT宇宙インフラ」をメインコンセプトとして掲げている。

まだ具体的な製品展開があるわけではないが、地上における通信環境整備には限界があり、宇宙を利用してより高度で快適な通信を可能にしようとする発想は非常に意欲的だ。宇宙利用も軍事目的ではなく、人間が快適に生活できるための環境づくりにどんどん利用してほしいと思う。準天頂衛星と呼ばれる、つねにほぼ日本の真上に位置する衛星を打ち上げて、山や建物に遮られることなく最良の電波クォリティを維持することも重要だ。

ところでTriumという、三菱製の海外向け携帯電話をご存知だろうか? 市場は主にフランスで、曲線を生かした人間味ある、非常にハイレベルなデザイン性を誇る携帯電話だ。ヨーロッパでは通話機能以上の機能は求められず、またカラー液晶もまだ珍しい。よけいなもののないシンプルな設計に、かえって好感を持てる。
TriumのPDAはデザインもいいが、それ以上に面白いのが通話機能を持つことで、そのまま耳に当てれば携帯電話に早変わり。けっこう便利かもしれない。

世界共通規格の次世代携帯電話が本格始動した暁には、日本でもTriumブランドが手に入るかもしれない。(伊藤竜太)

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