この秋冬、BSデジタル8社が注目番組を一挙100本放映!
<左>ズラリと勢揃いしたBSデジタル各社の役員陣 <右>スペシャル100番組の共通ロゴマーク |
まず、共同キャンペーンの幹事役を務めているというBS-i常務取締役の城所賢一郎氏が、現在すでに行われている“カレンダープロジェクト”を紹介。今秋から来年6月までをBSデジタル普及のための重要なタームと位置づけ、MLBプレーオフやソルトレーク冬季オリンピック、FIFAワールドカップなど、期間内に行われるビッグイベントの放送を、視聴者に積極的にアピールすることを強調した。
さらに城所氏は、視聴者だけではなく、受信機製造メーカーや販売店、ケーブルテレビ局などとも積極的に話し合いの場を設けていることを説明。今年末のボーナス商戦から春までの受信機販売は、昨年並みの30万台程度を目指していることを明らかにした。
続いて、NHK衛星ハイビジョン局長の軍司達男氏が、「BSデジタル開局1周年記念 スペシャル100」について説明を行った。これは、8社が今年11月から来年1月にかけて放送する大型番組の中から100本を厳選したもの。映画やエンタテインメント、スポーツ、紀行ドキュメント、ドラマやアニメ、情報バラエティなど、コンテンツは多岐に渡る。
少しだけ例を挙げると、映画では「グラディエーター」や「エリン・ブロコビッチ」、音楽ではエルトン・ジョンやエリック・クラプトンのライブ、スポーツでは小野伸二選手が活躍するオランダ一部リーグの生中継、イチロー&佐々木の特別番組、マイケル・ジョーダンの独占インタビューなどが放映される。「DEEP Hawaii 4時間スペシャル」「四万十川体感飛行」「夢大河 ユーコン」「西村雅彦ハリウッドを行く」などハイビジョンの美しさを活かした紀行番組や、サイコ系ハイビジョンドラマ「医者と患者」「金融腐食列島 再生」などのドラマ番組にも要注目だ。
さらに、民放系5局の共同制作番組もすでに3番組が決定している。「2002 FIFAワールドカップ 組み合わせ抽選会」「決定!BSデジタル王 クイズでアクセス!! ワールドカップ」のほか、まだ詳細が明らかにされていない超大型企画なども用意されているらしい。
110°CS放送や地上波デジタル放送を控え、「これからの6ヶ月でBSデジタルがどこまで頑張れるかが、日本のデジタル放送の未来を決める」と城所常務が語ったことからも、各社がいかにこの期間を重要なものと位置づけているかが分かる。各社の力作コンテンツをお楽しみに。(Phile-web編集部)