レキシコンから最新のシネマサウンドプロセッサーとマルチチャンネルパワーアンプ
Lexicon MC-12 Balanced(左)とLX-7(右) |
MC-12はドルビー、DTS、THXおよびレキシコン独自のサラウンド技術Logic7も搭載、それぞれに最高のパフォーマンスを追及している。マルチルームにもデイレクトに対応している。各デコーダーには32bitDSPを採用。24bit/96kHzで演算、24bit/192kHzDACで出力する。Logic7モードではサイドL/Rchを創成。垂直方向のサラウンドに劇的な効果をもたらす。さらにルーカスフィルム社のTHX Ultraにも準拠。
映像系は放送局レベルのビデオスイッチングシステムを搭載。NTSC、PAL、SECAM入力信号に対応。エフェクトサウンドのすべてを知り尽くしたレキシコンならではのパラメーター設定やわかりやすいユーザーインターフェースなど、トップエンドにふさわしいプロセッサーになっている。今回バランス(XLR)出力に対応したBalancedモデルもラインナップされた。
一方、マルチチャンネル・ハイクオリティアンプLXシリーズは、よりハイエンドなホームシアター構築に照準を合わせたモデルである。2chでは発生しなかった各チャンネル相互の定位の問題に積極的に取り組み、より精密なチャンネルの構築を行っている。
各チャンネルはまったく同一の200Wで駆動され、パワーアンプの位相の問題はもちろん、独自のLogic7で採用された真横位置のチャンネル創成のための配慮もなされている。両機ともバランス出力が可能で、各々4台使用して出力400Wのバランスパワーアンプを2チャンネル分構築できる。この場合、LX7では5チャンネル、LX5では3チャンネルのパワーアンプとなる。あるいはマルチアンプシステムに使用してきわめて高いクオリティをえることも可能。(AVレビュー編集部)
トピック
【SPEC】●対応するサラウンドデコードフォーマット:Logic7、ドルビーデジタル、ドルビープロロジックII、ドルビープロロジック、DTS、DTS-ES(discrete&matrix)、THX Surround EX ●アナログ入力:ステレオRCA×5、5.1ch×1、マイクロフォン×4(リアパネル上に将来的にしようするため) ●デジタル入力:オーディオ×13(AES/EBUを含む) ●ビデオ入力:フルハイビジョン対応コンポーネントビデオ×4(BNCを1つ含む)、Sビデオ×8、コンポジットビデオ×4 ●そのほか入力:IR入力×1、RS232(D-9タイプ)×2 ●アナログ出力:アンバランス×12、バランス×14 ●でジタル出力:同軸音声×1、光音声×1 ●外形寸法:440W×132H(バランスバージョン169H)×378Dmm ●質量:16.3kg(バランスバージョン19.1kg)